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新規な側鎖型液晶性アイオノマーの合成とその電気粘性効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15560013
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用物性・結晶工学
研究機関立命館大学

研究代表者

中村 尚武  立命館大学, 理工学部, 教授 (10066722)

研究分担者 岡田 豊  立命館大学, 理工学部, 教授 (90160689)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード液晶 / 高分子液晶 / アイオノマー / 電気粘性効果 / 誘電率異方性 / ER効果
研究概要

はじめに,アイオノマー機能を持たない側鎖型液晶性高分子の合成と電気粘性効果に関する研究を行った.高分子骨格をポリシロキサンとし,正の誘電率異方性の大きな基を含むメソゲン基を側鎖として導入した.合成した試料全てに液晶相の発現が確認された.試料の電気粘性効果を測定した結果,1種類について,25℃,せん断速度200s^<-1>において最大の粘度増加が認められたので,結果の一部を2003年日本液晶学会討論会で発表した.また,試料間の電気粘性効果違いが明確に観測されたので,この結果を,第20回国際液晶学会,第2回日伊液晶ワークショップ,および,2004年日本液晶学会討論会で発表した。
ついで,アイノマー機能を持つ側鎖型液晶性高分子を合成した.ポリメタクリル酸に導入した側鎖末端のカルボキシ基をエチルエステル化する事によって分離精製を容易にした.ついで,アルカリ加水分解でエステル部分にアルカリ金属を導入し,アイオノマー化を進めた.この方法は,目的以外の部分のエステル結合にも影響を及ぼす可能性があったが,NMRを用いて構造解析した結果,分子設計どおりアルカリ金属が導入されており,最終的に,アルカリ金属含有量の異なる3種類の目的化合物が得られた.これらのDSC測定と偏光顕微鏡観察の結果,液晶相の発現が認められた.
最終的に,合成した試料についての電気粘性効果の測定が時間的理由によって出来なかった.今後の課題として研究を継続する予定である.

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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