研究課題/領域番号 |
15560321
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
荻原 春生 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (30185532)
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研究分担者 |
兼田 一幸 佐世保工業高等専門学校, 助教授 (60224622)
正本 利行 長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (10242455)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 時空間符号化 / 送信ダイバーシチ / 選択性フェージング / トレリス符号化変調 / 符号間干渉 / FPGA / 連接トレリス変調 / 連接トレリス符号化変調 / ハードウエア記述言語 / 量子化誤差 |
研究概要 |
1.送信ダイバーシチの研究 Alamoutiにより提案された送信ダイバーシチを選択性フェージングの場合に適用できるよう拡張したLindskogのシステムを、並列連接トレリス符号化変調と直列連接トレリス符号化変調と結合したシステムについて研究した。 Lindskogのシステムは、2本の送信アンテナからの信号を分離・合成できるが、選択性フェージング下では、符号間干渉が残留する。高速伝送を志向するとき、符号間干渉は多数のシンボルに渡る。このような条件下でも、現実的な処理量で、等化が可能な、軟判定帰還等化(Decision Aided Equalization)について研究した。 計算機シミュレーションの結果、並列連接トレリス符号化変調と結合したシステムは、ビット誤り率10^<-2>において、2本のアンテナによる送信ダイバーシチにより、6dBの改善が、また、符号化により、3.5dBの改善を示した。また、直列連接トレリス符号化変調と結合したシステムは、ビット誤り率10^<-4>で、送信ダイバーシチにより、4.5dB、符号化利得10.5dBを得た。 2.復号器のハードウエア化 15年度は8PSK変調を想定した復号器を、16年度はより多値変調に対応でき、その時の処理量の少ない構成を提案し、FPGA上で設計した。 3.符号器の最適化 ダイバーシチが十分であるときの最適符号を、並列/直列それぞれについて求めた。
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