研究課題/領域番号 |
15560508
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
寺西 浩司 名城大学, 理工学部, 助教授 (30340293)
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研究分担者 |
谷川 恭雄 名城大学, 理工学部, 教授 (70023182)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | モルタル / コンクリート / 粒度分布 / 実積率 / 調合設計 / レオロジー / 流動性 / 分離抵抗性 / 粒度 / 実績率 / 骨材体積比 |
研究概要 |
コンクリートの材料分離しやすいという欠点の改善を目的として、構造躯体に適用可能なモルタル(構造躯体用モルタル)の開発を行った。これは、骨材の最大寸法が小さいほどコンクリートが分離しにくくなるという性質に着目したものであるが、モルタルを構造躯体に適用可能とするためには、乾燥収縮ひずみを低減してひび割れを発生させないことが最大の技術課題であり、そのためには、細骨材の粒度分布の調整により、モルタル中の骨材量をコンクリートと同程度に増やすことが重要であった。 上記のような構造躯体用モルタルの開発を目的として、本研究では、まず、細骨材の粒度分布と実積率の関係や,モルタルの流動性および分離抵抗性と細骨材の粒度分布の関係などを調べるための実験を行い、その結果から、骨材量がコンクリートと同程度で、所要のモルタルの流動性や分離抵抗性が得られるような細骨材の粒度分布を明らかにした。また、モルタルの乾燥収縮ひずみと細骨材量の関係について調べ、細骨材量が増加するほど乾燥収縮ひずみが低減することを確認した。次に、これらの成果を踏まえ、構造用躯体用モルタルのプロトタイプを試作し、その乾燥収縮ひずみがコンクリートと同程度であることを確認した。さらに、本研究では、構造躯体用モルタルの調合設計法について整備するとともに、実際のレディーミクストコンクリート工場で構造躯体用モルタルを製造し、それを壁状の型枠に打ち込んでみて、構造躯体用モルタルの充填性や施工性が高いことを確かめた。
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