研究課題/領域番号 |
15560544
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
吉田 倬郎 工学院大学, 工学部, 教授 (50011185)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 循環型社会 / 木造住宅 / 生産供給 / リフォーム / 解体 / 建材 / 環境負荷 / 再生利用 / 生産供給システム / 解体工事 / 住宅リフォーム / 建築ストック / 品質 / 長寿命化 |
研究概要 |
循環型社会を指向する木造住宅生産供給システムに関し、各種の住宅生産供給システム類型について検討を行うとともに、循環型社会における木造住宅生産供給の営みの中でもそのあり方が注目される、リフォームや解体について調査を行った。特に、木造住宅の解体工事については、機会を得て詳細調査を行い、工事作業、作業時間、使用工具について、詳細な分析を行い、その実態の一面を明らかにするとともに、いくつかの問題点を捉えることができた。調査対象工事は、昭和41年に建てられその後増築が行われた木造住宅であった。通常の解体工事では重機を適当に活用しているが、本調査では、重機の使用をできるだけ避ける形で行っている。調査資料の分析により、内装の解体と、解体資材の分別に手間を要していること、基礎部分の解体には、やはり重機が必要であることなどを捉えることができた。また、解体工事は、当然のことながら、解体対象の使用材料、構法に大きく支配され、それらは、現在の新築に供されるものと異なっているものも多い。こうしたことについても、十分配慮することが必要である。住宅リフォームに関しては、工事の事例について調査し、その実態について、作業内容、作業時間を中心に分析した。また、住宅リフォームに関する建材の諸問題について調査を行い、現在多く製造されている建材は、新築時に求められる各種の機能性能や施工性については水準が高く、省エネルギーなどの環境負荷の抑制にも配慮されているが、リフォーム時の問題への対応は総じて不十分であり、解体、再使用、再生利用などについては、課題が多いことを確認できた。
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