研究課題/領域番号 |
15560548
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
谷 明彦 金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (80308577)
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研究分担者 |
土田 義郎 金沢工業大学, 環境・建築学, 教授 (20227424)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 都市環境 / まちづくり / 参加型 / ワークショップ / 景観 / サウンドスケープ / 地域性 |
研究概要 |
石川県内のいくつかの地方自治体、学校、子ども会などの協力を得て、ワークショップ及びワーキンググループ活動にかかわってきた。その過程でいくつかのアンケートを実施し、ワークショップの効果に関する調査を実施した。対象となる市民は小学生、中学生、一般成人と幅広い構成になっている。特に、ワークショップを体験する前と後でほぼ内容の同じアンケートを実施することで、どのような意識変化が生じたのかを検証した。 その結果、ワークショップを体験して個人の環境に対する意識が向上すると、まちづくりに対する興味が上昇する傾向がうかがわれた。これは主観的な意見としての結果だけでなく、アンケート票に対して書き込み率が上昇する傾向にあったことからもそれが裏付けられた。具体的なまちづくりの企画に先立って、個人の意識啓発が重要であることが示された。 また、ワークショップのファシリテータ経験のある専門家及び、初めてワークショップを体験した成人対し、インタビューを行った。インタビューは、人間の潜在的な認知構造を抽出する手法であるPAC分析(個人別態度分析)を援用している。 その結果、一般にワークショップ時の心がけとして言われている事柄が現れてきた。それは当然のことであるが、そのそれぞれが具体的経験に裏打ちされた言葉であり、今後のワークショップの課題点やマニュアルとして活用しうる要素に満ちたものが得られた。 本研究を総括すると、より実際的な場面でのワークショップの問題点を明らかにすることができた。また、望ましいワークショップの進め方に関してある程度提案ができた。
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