• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

新奇なγ-アミノ酪酸オキシダーゼを用いるγ-アミノ酪酸の高感度測定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15560680
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生物機能・バイオプロセス
研究機関神奈川工科大学

研究代表者

松本 邦男  神奈川工科大学, 工学部, 教授 (40291752)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードGABA / γ-アミノ酪酸オキシダーゼ / γ-アミノ酪酸 / Penicillium / 食品分析
研究概要

γ-アミノ酪酸(GABA)は神経伝達物質として知られ,アルツハイマーの予防,ダイエット効果,ストレス軽減,精神安定などの効能があり,健康食品に広く利用されている。このGABAを補酵素や他の基質を添加せず,溶存酸素を用いてコハク酸セミアルデヒド,アンモニア,過酸化水素を生成するGABAオキシダーゼを,Acinetobacter calcoaceticus EN-B-628とPenicillium sp.KAIT-M-117から,世界で初めて見出すことに成功した。EN-B-628株のGABAオキシダーゼ産生能は不安定:で酵素の抽出が困難であったが,KAIT-M-117株のGABAオキシダーゼ産生能は安定しており,酵素の抽出も容易であった。
このKAIT-M-117株由来のGABAオキシダーゼを,硫安塩析とOctyl-Sepharose,DEAE-Sepharose,ヒドロキシアパタイトにより比活性11.2U/A_<280>,総活性0.448Uまで精製できた。精製酵素は,Native-PAGEとSDS-PAGEにより,ほぼ単一タンパク質にまで精製できた。精製酵素の基質特異性は高く,GABAに対してのみの酸化反応を触媒し,グリシン,β-アラニン,5-アミノ吉草酸,6-アミノカプロン酸,グルタミン酸には全く反応性を示さなかった。また,本酵素は,pH7〜9,40℃(15分処理)以下で安定,またpH8(0.1Mリン酸塩緩衝液),40℃で最も高い反応性を示した。
本酵素のKm値は,pH7で3.10×10^<-2>M,pH8で1.26×10^<-2>M,pH9で3.14×10^<-3>Mとなり,pHにより大きく変化した。pH9でのGABAに対する検量線は,1〜3mMで直線性を示した。本酵素を用いてヨーグルト中のGABAを測定することができた。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi