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ウェルナーヘリケース遺伝子ファミリーのジーンターゲティングによる機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 15570001
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 遺伝・ゲノム動態
研究機関東北大学

研究代表者

菅原 稔  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (20311558)

研究分担者 高野 洋志  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (00241555)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードゲノム / 老化 / 癌 / 染色体
研究概要

ウェルナーヘリケース遺伝子ファミリーは、ヒト及びマウスにおいては少なくとも5種類以上のメンバーからなり、その内の3種類は、ウェルナー、ブルーム、ロスモンド・トムソン症候群(RTS)の原因遺伝子であるが、これらの疾患の臨床像を説明し得る作用機構についてはほとんど解明されていない。そこで、WRN、RecQ1、RecQ4,RecQ5の4種類のKO-Miceを作製し、高等生物の生体内における各ヘリケース遺伝子の機能・役割分担を解析している。
各遺伝子のターゲティングベクターをマウスES細胞へ相同組換えにより変異を導入した結果、Wrn、mRecQ1、mRecQ4 KO-Miceは樹立でき、継続して解析している。mRecQ5はホモ変異体は胎生致死である可能性が高い。RTSの原因遺伝子であるRecQ4に関しては3種類のKO-Miceについて解析した。1)ほぼヌルタイプ(Nアレル)のホモ変異体は、胎生3.5〜6.5日にアポトーシスが亢進し致死であった。胎生3.5日胚のブラストシストにおいて、ICMやトロフォブラスト数は減少し、in vitroにおける細胞増殖活性も有意に低下していた。2)Cre-loxPシステムにより欠失可能なコンディショナル変異アレル(S'とS)を持つマウスから得られた「S'/N」コンパウンドヘテロマウスは、成長遅延・白髪化が加齢に伴い顕著となり、また毛嚢の数は少なくメラニンの色素低下や分布異常といった皮膚病変も認められた。3)ヘリケースドメイン以降のC端を欠如する変異アレル(Tアレル)のホモ変異マウスも同様にRTS患者で報告されている病変が認められた。また、mRecQ4のN端及びC端に対する抗ペプチドポリクローナル抗体は、Western blot法により大腸菌でそれぞれ部分発現した蛋白との反応性を確認後、樹立した線維芽細胞株への反応特異性も確認できた。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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