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出芽酵母の新規DNAポリメラーゼφによるリボソームRNA合成の制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 15570144
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 分子生物学
研究機関大阪大学

研究代表者

清水 喜久雄  大阪大学, ラジオアイソトープ総合センター, 助教授 (20162696)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード酵母 / DNA microarray / 遺伝子発現 / RNA合成 / たんぱく発現
研究概要

本研究では酵母DNAポリメラーゼφの生体内での機能を解析するために、新しいタイプの変異株の構築を行った。DNAポリメラーゼφの遺伝子の上流に高温にするとユビキチンの蛋白質分解系の基質となるペプチド(デグロン)を挿入した株を作成した(図参照、pol5td)。この株は高温(37度)で致死にならなかったので分解系のUBC4遺伝子産物を大量に発現するためのプラスミドをこの株に導入した。その結果、高温(37℃)で致死となる株が得られた(pol5td株)。
DNAポリメラーゼφの変異株(pol5td)の非許容温度での遺伝子発現のパターンを調べるためにDNAマイクロアレイ法での解析をおこない、同一条件での野生型の発現と比較した。転写量が増大した遺伝子、減少した遺伝子とも数多く観察されたが温度ショック、突然変異剤の暴露等の場合に見られるように特定の遺伝子群が特異的に変化しているという結果は得られなかった。このことはこの遺伝子が特定の遺伝子群ではなく、普遍的な転写制御を行っていることを意味している。また、電離放射線に対する応答をγ線を用いて調べた。γ線源としてはコバルト60を用いた。その結果、低線量放射線曝露(約10グレイの照射線量)に対しては、たんぱく質合成に関する遺伝子の抑制とともに、ミトコンドリア機能に関する遺伝子の抑制が確認された。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] DNA polymerases from the budding yeast Saccharomyces cerevisiae : Prospect on fidelity and mutagenesis caused by DNA polymerases2004

    • 著者名/発表者名
      Kikuo Shimizu
    • 雑誌名

      Recent.Res.Devel.Biochem 5

      ページ: 31-41

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] DNA polymerases from the budding yeast Saccharomyces cerevisiae : Prospect on fidelity and mutagenesis caused by DNA polymerases2004

    • 著者名/発表者名
      Shimizu, Kikuo
    • 雑誌名

      Recent.Res.Devel.Biochem. 5

      ページ: 31-41

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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