研究課題/領域番号 |
15570155
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
立花 和則 東京工業大学, 生命理工学研究科, 助手 (60212031)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | DNA複製 / チェックポイント / ライセンス因子 / DNAヘリカーゼ / 蛋白質キナーゼ / 蛋白質フォスファターゼ / 受精 / p90RSK / MCM / Cdc45 / Cdc7 / Cdk2 / Cyclin E |
研究概要 |
真核生物のDNA複製の研究における最大の課題となっているCdc45がクロマチンに移行する分子機構は主に(1)Sld3の脱リン酸化による制御、(2)Cdc7-Dbf4キナーゼ複合体によるMcm複合体のリン酸化による制御、(3)GINS複合体による制御の3つが報告されている。本研究は(1)のSld3の脱リン酸化による制御という観点から研究を行ってきた。しかし、最近、(1)で重要な機能を担うと予測されていたPP2Aが、ヒトデの受精後のDNA複製開始に機能しているという証拠が得られなかった。そこで、(2)と(3)について解析を行っている。まず、ヒトデのCdc7をクローニングし、その抗体を作製して、受精後のDNA複製開始におけるCdc7の動態を明らかにしつつあるが、その過程でCdc45のクロマチンに移行するためにはCdc7の機能が重要であるとの研究結果を得たので、Cdc45のクロマチンへの導入に関してはCdc7の活性調節機構を明らかにすることが重要であると考え、そのためにはヒトデ卵において受精によりDNA複製が開始する際の、特にCdc45がクロマチンに導入される際の、Cdc7の活性の変動を明らかにしようとしている。また、Cdc7はタンパク質キナーゼの活性サブユニットであるが、その活性を発現するためには調節サブユニットのDbf4や他の調節因子であるMcm10などが必要とされているので、これらの因子についてもクローニングを行う予定である。(3)のGINSのサブユニットの一つであるSLD5に関してはヒトデのホモログをクローニングして解析中である。
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