研究課題/領域番号 |
15580040
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用昆虫学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
三浦 健 三重大学, 医学部, 講師 (60219582)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 幼若ホルモン / 幼若ホルモンレセプター / ショウジョウバエ / Methoprene-tolerant / エクソダイン / レセプター |
研究概要 |
幼若ホルモン(JH)はエクダイソン(Ec)とともに、昆虫の発育・生殖・生理を広く制御しているテルペン系のホルモンである。Ecの作用に関しては分子レベルでの理解が進んでいるが、JHに関しては知見が乏しいのが現状である。当研究ではJHの分子レベルでの作用機構を明らかにするため、蚊およびショウジョウバエを材料として以下の実験を行った。まず、JHがEcの作用を修飾・阻害する例が知られていることに基づいて、JH依存的にEcの作用に遺伝子発現調節レベルで干渉する候補因子として、蚊のダイオキシンレセプター(Ahr)の機能解析を行った。Ahrを強制発現させたショウジョウバエ由来の培養細胞・S2において、培養液にJHあるいはその合成アナログ(JHA)を加えると、ダイオキシン応答配列(XRE)を持つレポーター遺伝子からの転写が増強されたが、研究を進めるとAhrは直接にはXREに結合しないことが明らかとなり、この系におけるAhrのJH依存的な効果は間接的なものであることが示唆された。S2細胞におけるJH作用の仲介者を探索した結果、ショウジョウバエのMethoprene-tolerant (Met)遺伝子にたどり着き、その産物・METの機能解析を行い、以下の結果を得た;1)METはJH IIIをnMレベルの親和性で結合する;2)METを酵母の転写因子・GAL4のDNA結合ドメインとの融合タンパクとしてS2細胞で発現させると、培養液に加えたJHあるいはJHAに反応して、GAL4応答配列を持つレポーターからの転写が、濃度依存的に活性化される;3)METの細胞内局在性はJHの有無に関わらず核である。以上の結果からMETはJHレセプターであることが強く示唆された。
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