研究課題/領域番号 |
15580085
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | (財)東京都医学研究機構 |
研究代表者 |
吉田 雪子 (財)東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (90271543)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | N型糖鎖 / ユビキチンリガーゼ / レクチン / 小胞体関連分解 |
研究概要 |
申請者は糖鎖の細胞内における新しい機能を見つけるべく、糖鎖認識分子(レクチン)のスクリーニングを行い、糖鎖を認識するユビキチンリガーゼの構成成分であるF-boxタンパク質Fbx2を発見した。解析の結果、本リガーゼは分泌系タンパク質の品質管理において、フォールディングやアセンブリーの失敗したタンパク質を除去する小胞体関連分解(ERAD))に関わるものであることが推定され、糖鎖が細胞内の不要タンパク質のクリアランスの目印になることを提唱している。本研究においては、この糖鎖認識ユビキチンリガーゼの標的識別機構を構造化学的、生化学的、化学生物学的様々な手法を用いて明らかにすることを目的とし、以下の項目について研究を遂行し成果を得た。 (1)Fbx2の標的分子の同定とクローニング:新規の標的分子を4種精製し、その蛋白質発現系を作成した。 (2)Fbx2の糖鎖結合特異性の解析:種々のオリゴ糖を用いて溶出し、ウエスタンブロッティングで定量的に解析できる系を開発し、高マンノース型糖鎖のどの部分が結合に必須であるかを解析し、J. Biol. Chem.誌に報告した。 (3)Fbx2の構造解析:Fbx2の糖鎖結合部位を詳細に検討するため、X線とNMRによる構造解析を行った。この成果はNature Struct. Mo1. Biolに報告した。 (4)Fbx2相同遺伝子のクローニングと糖鎖結合能の解析:Fbx2の相同タンパク質Fbx6bの解析を進めJ. Bio1. Chem.誌に報告した。 (5)Fbx2相同遺伝子の糖鎖結合部位の推定と機能解析:Fbx2並びに相同遺伝子のコードするF-boxタンパク質が変性したタンパク質を認識するために糖鎖の根元を識別するという新たな分子機構を明らかとした。これらの結果はEMBO Reportsに報告した。
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