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糖転移酵素によるアントシアニンの配糖化

研究課題

研究課題/領域番号 15580116
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 食品科学
研究機関南九州大学

研究代表者

寺原 典彦  南九州大学, 健康栄養学部, 教授 (60155471)

研究分担者 林 幸男  宮崎大学, 工学部, 教授 (90148916)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード紫トウモロコシ色素 / アントシアニン色素 / シアニジン3-グルコシド / 糖転移酵素 / 配糖化C3G / 分取ODS-HPLCシステム / CGTase / 最適配糖化条件 / 配糖化 / 大量分取ODS-HPLCシステム
研究概要

紫トウモロコシ色素から大量調製した半精製色素および純粋なシアニジン3-グルコシド(C3G)と,各種糖基質を用いて各種糖関連酵素による配糖化を検討した結果,糖転移酵素サイクロデキストリングルカノトランスフェラーゼ(CGTase)類が最もC3Gの糖転移体(Gly-C3G)を生成した。次に,最適酵素としてCGTase類のコンチザイム,最適糖基質としてα-シクロデキストリンを含有するデキシパールK-100を選び,C3Gの配糖化反応条件を検討した結果,最適糖基質濃度は100g/100mL最適pHはpH4.0,最適色素濃度は1g/100mL,最適反応時間は3時間と判明した。
最適反応条件下大量スケールで配糖化反応を行った結果,反応液中には高度に配糖化が進んだと考えられる親水性の高い多くの新規Gly-C3G類が生成した。そのうち比較的量の多い6種のGly-C3G類(G1〜G6)は各種カラム分離により単離できた。単離色素につきHPLC, UV-Vis,およびESI/TOFMS分析を行い,G1〜G6はそれぞれC3Gの3-位グルコース残基の4-位OHに,グルコース糖鎖が順次直線状にα-1,4結合した非天然型のポリ配糖体と推定された。
このように,大量スケールの配糖化反応でも少量スケール試験と同じように反応が進み,当初期待していたGly-C3Gが得られたが,単離できた配糖体はいずれも微量であった。従って,収率を上げる条件検討および安定性や機能性の評価が今後の課題である。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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