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沖縄島亜熱帯常緑広葉樹林における生物多様性の保全に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 15580130
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 林学・森林工学
研究機関琉球大学

研究代表者

榎木 勉 (2004)  琉球大学, 農学部, 助手 (10305188)

平田 永二 (2003)  琉球大学, 農学部, 教授 (40045117)

研究分担者 新里 孝和  琉球大学, 農学部, 教授 (50045118)
榎木 勉  琉球大学, 農学部, 助手 (10305188)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード亜熱帯常緑広葉樹林 / 撹乱体制 / 生態系保全 / 生物多様性 / 樹木群集 / 長期生態モニタリング / データベース / 無脊椎動物 / 地形 / 沖縄島北部 / 亜熱帯性常緑広葉樹林 / International Biodiversity Observation Year / 固定試験地 / 亜熱帯フィールド科学教育研究センター / 動植物
研究概要

1)沖縄島北部亜熱帯常緑広葉樹林における森林構造と地形の関係
樹木の分布は地形の凹凸や傾斜に依存し、その依存性は種やサイズにより異なった。これらは攪乱体制との関係が大きいと考えられた。尾根や斜面上部では台風や季節風などの風による影響を強く受け、谷や斜面下部では氾濫や表土の移動などの影響を強く受ける。これらの攪乱の強度、頻度、規模の違いにより形成される環境条件の違いが、生物にとって多様な住み場所を形成することで、沖縄島北部亜熱帯常緑広葉樹林における樹木群集の高い生物多様性に大きく寄与していると考えられた。各種の異なる地形への対応として、樹種による樹幹の形状の違いが考えられた。
2)固定試験地調査による林分構造に関するデータの整理
1980年から2000年まで5年ごとに行われた毎木調査のデータの電子化を行い、5年ごとの林分ベースでの現存量の変化枯死(枯死量、成長量)を解析した。しかしこれらは1995年までは林分ベースのデータであるため、詳細な森林動態の解析ができない。そこで2000年のデータを個体ベースで扱えるように調査プロットを整備した。
3)International Biodiversity Observation Year (IBOY)観測
2003年6月、9月、2004年1月、4月にIBOYマニュアルに準じて地上無脊椎動物の収集を行った。試料は目レベルまでの同定が完了し、現在、琉球大学農学部昆虫学研究室に保管され、種レベルまでの同定作業が継続されている。土壌動物については2003年9月と2004年3月にサンプリングが行われ、横浜国立大学土壌動物研究室で保管、同定作業が行われている。樹木群集は既存のデータの整理と草本層の調査及び現存種のリストアップが行われた。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] Sapling distribution in relation to topography and canopy openness in an evergreen broad-leaved forest2004

    • 著者名/発表者名
      Enoki T., Abe A.
    • 雑誌名

      Plant Ecology 173

      ページ: 283-291

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Sapling distribution in relation to topography and canopy openness in an evergreen broad-leaved forest.2004

    • 著者名/発表者名
      Enoki T., Abe A.
    • 雑誌名

      Plant Ecology 173

      ページ: 283-291

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Enoki T., Abe A.: "Sapling distribution in relation to topography and canopy openness in an evergreen board-leaved forest"Plant Ecology. (In press). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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