研究課題/領域番号 |
15580240
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
畜産学・草地学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
日野 常男 明治大学, 農学部, 教授 (50012050)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | ルーメン微生物 / 硝酸・亜硝酸還元 / 硝酸還元酵素 / Selenomonas ruminantium / Wolinella succinogenes / Streptococcus bovis / メタン生成の抑制 / カタボライト制御 / 反芻動物 / メタン生成 / ルーメン / ペット動物 / 亜硝酸還元酵素 |
研究概要 |
1.Selenomonas ruminantiumの硝酸還元酵素を精製した後、その遺伝子をシークエンスし、また転写を左右する要因についても調べた。 2.ルーメン内のS.ruminantiumの総菌数のうち、硝酸・亜硝酸還元能をもつ株の菌数は10%程度と少なかったので、このような菌株の増殖を促進する必要がある。亜硝酸の蓄積を抑制するためには、繊維消化を増強することが重要であることが示唆された。 3.亜硝酸還元能の高い菌としてClostridium属と推定される菌を分離し、ルーメン微生物培養系に添加したところ、亜硝酸還元速度が増加し、メタン生成が抑制された。 4.亜硝酸還元能の高い菌としてWollinella succinogenesをルーメン微生物培養系に添加したところ、亜硝酸還元速度が増加し、メタン生成も抑制された。また、硝酸とフマル酸の添加により、更に効果が大きくなった。 5.ルーメン微生物混合系で、エタノールの添加によって硝酸・亜硝酸還元反応が促進された。 6.亜硝酸還元能をもつ消化管細菌として、Streptococcus bovisの菌株を分離した。また、その菌の発酵・増殖の制御機構としてglobal catabolite control protein A(CcpA)およびfructose-1,6-bisphosphateの重要性、それに増殖制御機構としてLuxS autoinducer 2の存在が示された。
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