• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

土着の土壌動物および土壌微生物を利用した堆肥の製造およびその効果

研究課題

研究課題/領域番号 15580242
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 畜産学・草地学
研究機関宮城大学 (2005)
宮城県農業短期大学 (2003-2004)

研究代表者

大竹 秀男  宮城大学, 食産業学部, 教授 (20191942)

研究分担者 遠藤 征彦  元宮城県農業短期大学, 園芸科, 教授 (00341727)
井上 達志  宮城大学, 食産業学部, 助教授 (20264351)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード堆肥 / 土壌動物 / センチュウ / 土壌微生物 / トビムシ類 / 土壌性ダニ類 / レタス / 虫堆肥 / ダニ類 / 松枯れ / 有機廃棄物資材 / 畜糞 / 撹拌間隔 / ササラダニ類 / ソルガム / オーチャードグラス
研究概要

有機廃棄物資材としての間伐材等のチップと家畜糞(牛糞)に土着の微生物を混入した区(M区)、土壌動物を混入した区(A区)、両者を混入した区(MA区)、チップと牛糞のみの区(C区)を作り堆肥化を試み、できた堆肥を用いコマツナと飼料作物(ソルガムとオーチャードグラス)の生育への影響について調査した。コマツナおよびソルガムの生育はM区とMA区で若干高かった。オーチャードグラスの生育は虫堆肥区より化学肥料区の方が良く、虫堆肥間ではM区の生育が良かった。4種の糞(牛糞、鹿糞、豚糞および鶏の糞尿)を材料として切返しの間隔を3日にしたもの(短区)と1ヵ月にしたもの(長区)とで出現する土壌動物を比較した。3ヵ月後についてみると、短区ではすべての堆肥でダニ類が90%以上を占めていたのに対し、長区の牛堆肥と鹿堆肥ではトビムシ類が20〜30%を占めていた。虫堆肥の効果については、レタス圃場におけるセンチュウ密度との関係から検討した。土壌動物とセンチュウの移植前と収穫後の個体数の間には負の相関関係(r=0.695)がみられ、土壌動物個体数の増加した区ほどセンチュウ個体数は少なくなる傾向を示した。また、市販堆肥より虫堆肥や落葉堆肥を施用した区の方が、土壌動物個体数が多く、センチュウ個体数は少なくなる傾向が認められ、センチュウ密度を抑制するためには堆肥の質と量を考慮する必要がある。土壌動物のトビムシ類とダニ類(ササラダニ類とトゲダニ類)はセンチュウを抑制している可能性が示唆された。以上のことから、虫堆肥を畑地に施用することにより土壌動物の多様性が増し、センチュウの多発を抑制できるものと考える。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 堆肥施用圃場の土壌動物とセンチュウとの関係2005

    • 著者名/発表者名
      大竹秀男, 遠藤征彦, 井上達志
    • 雑誌名

      宮城県農業短期大学学術報告 53号

      ページ: 1-6

    • NAID

      40007158936

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書 2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Relationships of soil animals with nematodes in a field fertilized with compost2005

    • 著者名/発表者名
      Hideo OTAKE, Masahiko ENDO, Tatsushi INOUE
    • 雑誌名

      Rep.Miyagi Agri.Col. 53

      ページ: 1-6

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi