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ウシ分娩時の子宮と卵巣内の局所調節機構の新しい生体複合モデルによる解析

研究課題

研究課題/領域番号 15580243
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用動物科学
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

大谷 昌之  帯広畜産大, 畜産学部, 講師 (80250538)

研究分担者 宮本 明夫  帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (10192767)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード自発的黄体退行 / 妊娠黄体 / PGF2α / 血流 / 分娩
研究概要

私達は、これまで発情周期中の黄体に対し、PGF2αを投与することで黄体退行を誘起した場合、PGF2α投与直後から黄体を取り巻く血管の血流が強く上昇することを明らかにし、この血流の増加が黄体退行の開始機構の一つである可能性を提唱してきた。しかし、発情周期中の黄体の自発的退行について詳細な検討は行われておらず、黄体への血流変化が自発的黄体退行現象においても存在するか不明であった。したがって、妊娠黄体の退行過程での黄体の局所環境の変化を調べるための予備的実験として、発情周期中の黄体の自発的退行過程における黄体の局所環境の変化を把握する必要があると考え、自発的黄体退行過程での黄体への血流および黄体内遺伝子発現の変化を調べた。その結果、血中の黄体ホルモン濃度が下がり始める時期(発情周期18日目)の1日前にあたる発情周期17日目に、子宮からのPGF2αの分泌と同調して黄体への血流が増加することが明らかとなった。また、その後、黄体内での血管収縮因子の遺伝子発現が上昇することが示された。この結果から、黄体退行に先立って黄体への血流が増加することが、黄体退行の開始機構として普遍的な生理現象であると考えられた。次に、分娩開始時の卵巣内血流および内分泌状況の変化、さらに子宮収縮(陣痛)開始を経時的に調べるために、分娩房内での頚静脈へのカテーテルおよび筋電図の装着条件の設定を検討した。現在、カラードップラー超音波撮影装置を用いた分娩直前の卵巣内血流の観察方法の改良を行っている。観察条件の設定後、本年度は、妊娠黄体の退行開始時期における黄体への血流の変化と内分泌状況の変化との関係を詳細に調べる。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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