研究課題/領域番号 |
15580270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
水谷 哲也 国立感染症研究所, ウイルス第一部, 主任研究官 (70281681)
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研究分担者 |
江下 優樹 大分大学, 医学部, 助教授 (10082223)
苅和 宏明 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助教授 (70224714)
倉根 一郎 国立感染症研究所, ウイルス第一部, 部長 (90278656)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | siRNA / ヒトスジシマカ / 西ナイルウイルス / キチナーゼ / JNK / マイクロインジェクション / 蚊 / 2本鎖RNA / RNAi法 |
研究概要 |
本研究の目的は、蚊の発育におけるJNKの生物学的機能を明らかにするとともに、JNKの機能を阻害することにより蚊の発育を抑制する方法を確立し、新しい殺虫剤の開発のための基礎研究を行なうことにあった。 平成15,16年度の研究から以下のことが明らかになった。 1.JNKの阻害剤(SP600125)をヒトスジシマカの1齢幼虫に暴露することにより、発育を阻害することに成功した。蚊の培養細胞では、JNKは抗アポトーシスの働きをしていることを確認した。 2.リポポリサッカライド(LPS)を蚊の細胞に添加することにより、JNKの活性化が観察され、抗細菌ペプチドをコードしていると考えられる新規遺伝子を発見した。 3.JNKの機能を幼虫で評価するために、siRNAによる機能阻害方法について検討した。3齢幼虫にsiRNAをマイクロインジェクションすることにより成虫になる割合を激減させることに成功したが、多くの幼虫に施すことは不可能であった。そこで、市販のトランスフェクション試薬を検討したが、マイクロインジェクションに勝る方法を発見することはできなかった。導入方法については引き続き検討を行なっている。 4.放線菌から採取された種々のキチナーゼの阻害剤を含むと思われる培養液中で1齢幼虫を飼育し、2種類の培養液で発育が阻害された。阻害物質をコードする遺伝子を同定している。 本研究から、ヒトスジシマカの幼虫においてJNKが重要な働きをしていることが明らかとなった。また、キチナーゼを阻害することも発育阻害に重要なことが明らかとなった。
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