研究課題/領域番号 |
15590018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 東北薬科大学 |
研究代表者 |
廣井 邦雄 (広井 邦雄) 東北薬大, 薬学部, 教授 (00012641)
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研究分担者 |
今 久美子 東北薬科大学, 薬学部, 助手
渡辺 一弘 東北薬科大学, 薬学部, 助手
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | allene / cyclopropane / 環化付加反応 / ene反応 / 環化異性化反応 / パラジウム触媒 / cyclopropene / furan |
研究概要 |
不飽和系化合物を用いた金属触媒による不斉合成について、次のような研究成果を得ている。 1.1,7-Diene化合物の金属触媒による環化付加反応 種々の官能基を有する1,7-diene類にLewis酸金属、或いはlanthanide系金属を作用すると環化付加反応をおこすが、そのときの反応の周辺選択性を明らかにした。 2.Allene-ene系化合物の金属触媒反応 Allene-ene系化合物の金属触媒反応を検討し、その反応性を明らかにした。 Sulfonylallene-ene系化合物はTiCl_4の作用により環化付加反応をおこすが、その選択性が反応基質の構造の差により、分子内[2+2]環化付加反応および分子内ene反応の選択性に違いが生じる。さらに、キラルalleneを用いて反応を行い、反応の立体特異性を明らかにした。 3.Allenylcyclopropane化合物の遷移金属触媒反応 環上に2つのester基を有するallenylcyclopropane化合物を、Stryker試薬を用いて初めて合成することに成功し、その遷移金属触媒による1,3-転位を明らかにした。 4.Cyclopropene化合物のパラジウム触媒反応 種々のcyclopropene化合物をロジウム触媒下で合成した。これにパラジウム触媒を作用すると分子内環化異性化反応おこし、furan誘導体を生成することを初めて見出した。
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