研究課題/領域番号 |
15590058
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
北川 恭子 国立大学法人浜松医科大学, 医学部, 助手 (20299605)
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研究分担者 |
北川 雅敏 国立大学法人浜松医科大学, 医学部, 教授 (50294971)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | ユビキチン / p27Kip1 / 大腸癌 / 細胞周期 / Skp2 / プロテアソーム / 癌抑制遺伝子産物 |
研究概要 |
[目的] 癌の予後不良とp27^<Kip1>の発現量低下が相関することに注目し、p27^<Kip1>の発現量低下に関連する癌の予後不良化の原因遺伝子の同定を行い、その機能の解析を行う。また、p27^<Kip1>の分解機構の解明も癌の悪性化機構の理解に必要であることからp27^<Kip1>の新たなユビキチンリガーゼの同定を目指す。以上の成果をもとに予後不良の癌の診断マーカーの開発や分子標的治療薬のターゲット分子を同定する。 [研究結果] 我々はジーンターゲティングによりp27^<Kip1>のヘテロノックアウトヒト大腸癌細胞HCT-p27hKOを樹立し、p27^<Kip1>の発現量低下を確認してモデル細胞とした。この細胞と親株HCT116を用いてマイクロアレイ解析により特異的に発現が変動する遺伝子を同定した。これらPPAG(Poor Prognosis Associated Gene candidates)のなかでPPAG4はHCT-hp27-hKOにおいてPPAG4遺伝子の発現が有意に亢進していることがリアルタイムRT-PCR法によって確認された。このPPAG4の発現亢進はsiRNAを用いたp27^<Kip1>のノックダウンによっても起こり、p27^<Kip1>ノックアウトマウスの線維芽細胞においても確認された。さらにp27^<Kip1>の分解因子であるSkp2を導入したHCT116細胞でもPPAG4の発現がみられ、以上によりPPAG4はp27^<Kip1>の分解亢進の下流にある遺伝子であることが判明した。 また一方で、我々はCDK阻害タンパク質p27^<Kip1>をユビキチン化し分解に導く新たなユビキチンリガーゼを同定した。
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