研究課題
基盤研究(C)
薬の代謝に大きく関与するシトクロムp-450機能を簡便に検査することは肝機能や薬の副作用予防と言った点からも重要である。^<13>C-呼気検査で肝シトクロムp-450を分子種別に^<13>C薬物を構築し、体系的に調査するために^<13>C-呼気検査薬を準備した。本研究課題では1)^<13>C-呼気試験に有用な^<13>C-薬物標識合成については、これまで申請者らは多数の薬物を^<13>C-標識合成してきている。^<13>C-標識アミノ酸の合成法はDellariaのオキサジノン誘導体を活用した合成により、^<13>C-標識位置を任意に選択できる合成を開発した。芳香環を有するアミノ酸類は肝機能を検査する上で重要であると申請者らは報告している。アミノ酸の枝鎖部分だけでなく、特にうつ病の薬理的・生化学的関係からインドール環部分5位および6位に^<13>C-標識する新規合成法を開発することに成功した。また、脳神経細胞で重要な役割を担っているL-グルタミン酸の4位およびL-グルタミンの4位に標識し、培養脳神経細胞での吸収や代謝等は知られていないことから、L-[4-^<13>C]グルタミン酸およびL-[4-^<13>C]グルタミンを合成することに成功した。L-[4-^<13>C]グルタミン酸が培養脳神経細胞で利用されていることを明らかにすることができた。高齢者の肝機能検査や薬の副作用予防に^<13>C-呼気検査を役立て、個人個人の体質に合ったオーダーメード医療に適合した薬の投与設計を目指したい。
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