研究課題/領域番号 |
15590303
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中山 宏文 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (50253068)
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研究分担者 |
安井 弥 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (40191118)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 胃癌 / 早期胃癌 / 遺伝子多型 / アミノ酸置換 / 癌辺縁部 / HER2 / MMP-9 / DR4 / 分化度 / MMP9 / 組織型 / EGF / 未分化幹細胞 |
研究概要 |
HER-2遺伝子の膜貫通部位コード領域に、アデニンがグアニンとなることによりイソロイシン(Ile)からバリン(Val)へのアミノ酸置換を伴う一塩基多型(SNP)が同定されている。胃癌症例と健常対照において、HER-2遺伝子の膜貫通部位コード領域におけるSNPの有無をPCR-RFLP法で検討したところ、遺伝子型Ile/Ile、Ile/Ile、Val/Valの遺伝子型の分布は胃癌症例では、各々68.9%、26.4%、4.7%、対照群は81.5%、16.7%、1.8%で、より深い深達度を示す症例、リンパ節転移を伴う症例、より進んだ病期にある症例および分化の低い症例では、Val alleを持つVal/Val,Ile/Val遺伝子型が有意に多かった。早期胃癌辺縁部の性状とHER-2遺伝子一塩基多型の相関性の有無を検討したが、辺縁明瞭な症例と辺縁不明瞭な症例の間に有意な相関性はみられなかった。 Matrix Metalloproteinase-9(MMP-9)の遺伝子のプロモーター領域に、シトシン(C)がチミン(T)となることによりMMP-9遺伝子の転写活性が上昇するSNPが同定されている、胃癌症例と健常対照において、SNPの有無をPCR-RFLP法で検討したところ、C/C、C/T、T/Tの遺伝子型の分布は胃癌症例では、各々75.1%、21.5%、3.4%、対照群は69.7%、28.1%、2.2%で、より深い深達度を示す症例、リンパ節転移を伴う症例、より進んだ病期にある症例、および分化の低い症例ではC/T, T/Tが有意に多かった。早期胃癌辺縁部の性状とSNPの相関性を検討したが、早期胃癌辺縁部の明瞭度とMMP-9のSNPの間に有意な相関性はみられなかった。 アポトーシスに関連する膜蛋白をコードするDR4(Dgath Receptor 4)遺伝子の細胞外ドメインには、シトシン(C)がグアニン(G)となることにより、スレオニン(Thr)からアルギニン(Arg)へのアミノ酸置換を伴うSNPが同定されている。そこで、胃癌と健常対照症例において、PCR-RFLP法で検討したところ、遺伝型Thr/Thr(C/C)、Thr/Arg(C/G)、Arg/Arg(G/G)の遺伝子型の分布は胃癌症例では、各々250(91.2%)例、23(8.4%)例、1(0.4%)例、対照群は317(92.2%)例、21(6.1%)例、6(1.7%)例で、深達度、リンパ節転移、および腫瘍進行期のいずれとも有意な相関はなかった。
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