研究課題/領域番号 |
15590331
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐藤 均 (2004) 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教授 (70183829)
森 茂郎 (2003) 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30010424)
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研究分担者 |
朝霧 成挙 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, COE特任助手 (20372435)
遠藤 英也 鳥取大学, 医学部, 名誉教授 (40037320)
朝霧 成拳 東京大学, 医科学研究所, 日本学術振興会特別研究員
佐藤 均 東京大学, 医科学研究所, 助手 (70183829)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 血管内皮細胞 / 血管新生 / カルシウム結合蛋白質 / 癌 / 転移 |
研究概要 |
癌の転移関連タンパク質として知られているカルシウム結合蛋白質S100A4が、血管新生関連タンパク質メチオニンアミノペプチダーゼ2(MetAP2)とカルシウム依存性にin vitroで分子会合すること、マウス血管内皮細胞MSS31の細胞質内では、両蛋白質が共局在しており、その結合部位はMetAP2のN端から170-229番目のアミノ酸に存在することを明らかにした。この結合ドメインをMSS31細胞に過剰発現させると、増殖因子bFGFで誘導してもDNA合成は抑制された。結合ドメインのアミノ酸配列から予想されたペプチド蛋白質の高次構造をもとに4種類の短いペプチドを合成し、合成ペプチドのS100A4に対する結合活性能力をカルシウム依存性を指標として、BIACOREシステムを用いて定量した。その結果、結合ドメインの60aaペプチドの他に、結合ドメイン絞り込みのため新たに合成したペプチドp38(39aa)とp8(30aa)が1mM CaCl_2存在下でGST-S100A4との結合活性を示し、ペプチドp39(38aa)とp9(23aa)がネガティブの結合活性を示した。さらに、p38が結合ドメイン全長の60aaペプチドやp8ペプチドと比較して2倍以上の結合活性を示すことも分かった。従って、MetAP2のS100A4に対する結合ドメインである60aaペプチドのN端側から23-24番目のアミノ酸でペプチド鎖を切断すると結合活性が消失すること、従ってその部分が結合活性保持のために不可欠であること、また、p38のN端の5アミノ酸、C端の4アミノ酸を削ると結合活性が半分以下に低下することなどを考慮すると、p38が最も有効なペプチドである。 このp38ペプチドを細胞に導入すると、growth arrestが起こるのか、そこには細胞選択性があり血管内皮細胞に特異的なのか、血管新生が阻害されるのか、明らかにしたい。
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