研究課題/領域番号 |
15590354
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 星薬科大学 |
研究代表者 |
吉田 正 星薬科大学, 薬学部, 教授 (00182767)
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研究分担者 |
武藤 章弘 星薬科大学, 薬学部, 講師 (90239468)
金田 利夫 星薬科大学, 薬学部, 助手 (70339521)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | TSH受容体 / 抗TSH受容体抗体 / バセドウ病 / モデルマウス / トランスジェニックマウス / エレクトロポレーション |
研究概要 |
自己免疫性甲状腺疾患(バセドウ病)モデル動物としてhuman TSHR(hTSHR)が皮膚ケラチノサイトに高発現するトランスジェニックマウス(Tg)作製を試みた。 I.ヒトTSH受容体発現トランスジェニックマウス(hTSHR/Tg)の作製 (1)発現ベクター(pBS/CMV/lox-lacZ)にhTSHR(+MIP-3)、発現ベクター(K14-NLC)にCreDNAを各々挿入し、ヒトTSH受容体(hTSHR)および組換え酵素(Cre)DNA発現ベクターを作製した。 (2)マウス(C57BL/6J)の前核期受精卵にTSH受容体DNA(pENTR/hTSHR/MIP3)およびCre DNA(K14-NLC-Cre)を挿入した発現ベクターDNAを注入し、偽妊娠を誘導した雌マウス卵管に移植し、産仔を得た。 (3)マウス尾部組織からゲノムDNAを抽出し、hTSHRおよびCre断片をプローブとしてサザンプロット解析により各トランスジェニックマウス(FO)を同定した。 2.コンディショナルトランスジェネシスによるトランスジーンの発現 TSH受容体DNA発現マウス(hTSHR/Tg)およびCre発現マウス(Cre/Tg)の交配により、トランスジーンを発現させた。 3.hTSHR/TgにおけTSH受容体蛋白の発現および抗TSH受容体抗体活性の検討 (1)TSH受容体蛋白の皮膚(ケラチノサイト)における発現および受容体蛋白の抗原活性や受容体の生物活性を測定した。 (2)マウス血清中の抗TSH受容体抗体活性(標識TSH結合阻害抗受容体抗体活性および甲状腺細胞内cAMP産生刺激活性)を測定した。 以上、Creリコンビナーゼ(Cre)をケラチノサイトに発現するTg(Cre Tg)とβ-actin promoter下流にloxP配列を組み込みコンディショナルにTSHRを発現するTg(TSRR Tg)を用い、hTSHRが皮膚ケラチノサイトに高発現するトランスジェニックマウス(Tg)を作製した。しかし、本研究では抗TSH受容体抗体産生マウスは得られず、免疫寛容もしくは抗体産生ラインは致死的であるものと考えられた。
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