研究課題/領域番号 |
15590389
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
大西 克成 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (10037400)
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研究分担者 |
桑原 知巳 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教授 (60263810)
片岡 佳子 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (40189303)
中山 治之 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (80294669)
有持 秀喜 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (30311822)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | Bacteroides fragilis / ゲノム解析 / 複合糖鎖分解酵素 / シアロ複合糖鎖 / 敗血症 / 易感染性宿主 / 制限・修飾システム / DNA inversion / Pathogenicity island / クラスター / 腫瘍形成 / pathogenicity island / 遺伝子破壊株 / 形質転換効率 |
研究概要 |
1.B.fragilis YCH46株のゲノム解析 B.fragilis YCH46株の全ゲノム配列決定の結果、複合糖鎖の利用に関与する遺伝子群に著しい遺伝子重複が認められた。また、莢膜生合成遺伝子領域および外膜タンパク質などの菌体表層構造の構築に関与する遺伝子群の発現が、プロモーター領域のDNA inversionによってon-off制御されていることが明らかとなった。 2.B.fragilisおけるシアロ複合糖鎖利用に関与する遺伝子クラスターの解析 シアロ複合糖鎖の取り込み・分解に関与すると考えられるsguクラスター内には、B.fragilisの病原因子の一つとして考えられているシアリダーゼをはじめとする糖鎖分解酵素や複合糖鎖結合夕膜タンパク質をコードする遺伝子が13個存在していた。B.fragilis菌株間におけるsguクラスターの構造多様性をPCRを用いて検討したところ、試験した12株全ての菌株においてこの領域は保存されていた。sgu群クラスターの各遺伝子の発現は、複合糖鎖の種類に応じて複雑に制御されていた。マウス腹腔内膿瘍形成モデルを用いた検討の結果、sguクラスターの構成遺伝子であるnanH3、estAおよびestS遺伝子は、B.fragilisの膿瘍形成能に寄与していることが示唆された。 3.B.fragilisにおける新規形質転換法の開発 B.fragilisは各菌株に特有の制限-修飾システムにより遺伝子操作が極めて困難であったが、DN受容菌となるB.fragilis菌株の無細胞抽出液により異種菌株から単離したプラスミドDNAをメチル化することによってB.fragilisの形質転換効率が改善された。
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