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心身障害者の生活満足度改善に向けての質的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15590560
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関東邦大学

研究代表者

熊倉 伸宏  東邦大学, 医学部, 教授 (60134524)

研究分担者 菅原 道哉  東邦大学, 医学部, 教授 (30226427)
矢野 英雄  富士温泉病院, 名誉院長
城川 美佳  東邦大学, 医学部, 助手 (10177785)
藤城 有美子  東邦大学, 医学部, 助手 (40318283)
平部 正樹  東邦大学, 医学部, 助手 (20366496)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード身体障害 / 精神障害 / 国際障害分類 / VAST / ポリオ / 脊髄損傷 / 統合失調症 / 情報伝達 / 国際生活機能分類 / 経時的視覚アナログ尺度
研究概要

障害者基本法(1993)の成立により、身体・知的・精神の3障害に対する援助の一本化が図られている。我々はこれまで、地域で生活する身体障害者(原疾患:ポリオ、脊髄損傷)を対象として障害研究を行ってきた。現在はその発展として、精神障害者に対しても同じ調査票で追加調査を進めている。本研究では、身体障害者と精神障害者の比較を試みた(研究1)。さらに、情報伝達における研究の位置づけについても考察した(研究2)。
研究1:地域で生活する統合失調症の精神障害者を対象として、自記式質問紙調査を行った。調査票の構造は「心身の状態」「活動状況」「社会参加状況」「環境因子」「生活満足度」からなり、それぞれについて、国際障害分類を基にした現状把握の質問項目と、VASTによる経過把握の記入を求めた。統合失調症では、ADL的な活動の制限は殆どなかったが、より社会性を要する活動では身体障害と同様の制限があった。経過をみると、統合失調症では活動状況と生活満足度が同様に推移しており、ポリオは社会参加満足度と生活満足度が、脊髄損傷は社会参加状況と社会参加満足度、生活満足度が同傾向を示していた。
研究2:障害者を対象に行ってきた質問調査と面接調査について、情報伝達の観点から、知見の還元の仕方と、対象者-研究者関係について考察した。情報の送り手-媒体-受け手は、質問紙調査では、(1)対象者-調査票-研究者、(2)研究者-報告書-対象者、(3)研究者-学会発表・論文・報告書-研究者の3種であった。面接調査では、研究そのものが情報伝達の媒体となり、両者の関係性に変化が生じた。ここでは、(1)専門家集団・本研究の研究者・当事者-本研究-専門家集団・本研究の研究者・対象者、(2)当事者-本研究-研究者・当事者・社会、という情報伝達が行われた。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2005 2004 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (3件) 文献書誌 (2件)

  • [雑誌論文] なぜ、今、再び「語り」なのか?-精神史的展望-2004

    • 著者名/発表者名
      熊倉 伸宏
    • 雑誌名

      臨床言語研究 3

      ページ: 1-8

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Why "narative" now?2004

    • 著者名/発表者名
      Nobuhiro Kumakura
    • 雑誌名

      Internet Journal of Clinical Linguistics and Semantics for KOKORO 3

      ページ: 1-8

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [図書] 障害ある人の語り-インタビューによる「生きる」ことの研究2005

    • 著者名/発表者名
      熊倉伸宏, 矢野英雄編著, 平部正樹, 藤城有美子 著
    • 総ページ数
      249
    • 出版者
      誠信書房
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [図書] The Narratives of Disabled Persons-The Interview Study for the Life2005

    • 著者名/発表者名
      Nobuhiro Kumakura, Hideo Yano, Masaki Hirabe, Yumiko Fujishiro
    • 総ページ数
      249
    • 出版者
      Seishinshobo Publishers
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [図書] 障害ある人の語り-インタビューによる「生きる」ことの研究(熊倉伸宏, 矢野英雄編著)2005

    • 著者名/発表者名
      平部正樹, 藤城有美子著
    • 総ページ数
      249
    • 出版者
      誠信書房
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 熊倉伸宏: "なぜ、今、再び「語り」なのか?-精神史的展望-"臨床言語研究. 3. 1-8 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 熊倉伸宏: "メンタルヘルス原論"新興医学出版社. 133 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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