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虚血/再灌流に伴う骨格筋NOS産生スパーオキサイドによるショック発現機構

研究課題

研究課題/領域番号 15590582
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 法医学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

栗崎 恵美子 (2004)  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (30106356)

郡司 啓文 (2003)  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (20234643)

研究分担者 足立 順子  神戸大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (40030887)
栗崎 恵美子  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (30106356)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード虚血 / 再灌流 / ショック / 一酸化窒素合成酵素(NOS) / スーパーオキサイド / 一酸化窒素(NO) / コレステロール過酸化物 / 組織化学 / HPLC / 緊縛性ショック / 過酸化ストレス / 遠隔臓器 / 免疫組織化学 / 一酸化窒素代謝物濃度 / Nitric Oxide Synthase(NOS) / NOS阻害薬
研究概要

虚血/再灌流(I/R)後のショック発現における一酸化窒素合成酵素(NOS)によるスーパーオキサイド(O_2-)産生の役割をマウス緊縛性ショックモデルを用いて検討した。緊縛性ショックモデルはマウス(C57BL/J,雄性)をイソフルラン吸入麻酔下に一側大腿を輪ゴムで3時間緊縛し、解除することにより作成した。I/R後のO_2-産生を検出するためには蛍光プローベ(hydroethidine)を用いるin situ O_2-検出法を用いた。緊縛解除後5分で緊縛側腓腹筋の毛細管、骨格筋鞘及び細胞質でO_2-産生増加が認められ、ミトコンドリアの局在と一致した。緊縛側筋肉でNADPH diaphorase活性染色は著しく増加し、抗NOS抗体及び抗4-hydroxy-nonenal(HNE)抗体による免疫染色でdも強い陽性を示した。しかし、抗nitrotyrosine(NT)抗体による免疫染色は陰性だった。これらの所見はxanthine oxidaseと同様にNOSも再灌流後のO_2-産生に関与していることを示唆する。再灌流後、肝臓及び腎臓でも抗HNE抗体による免疫染色は陽性を示し、心臓では抗NT抗体による免疫染色が陽性だった。さらに、HPLCによるコレステロール過酸化物及びNO代謝物の定量を行った。緊縛側筋肉及び腎臓で再灌流後にコレステロール過酸化物濃度が増加した。また、血漿中NO代謝物濃度も再灌流後に増加し、定量結果と組織学的所見は一致した。これらの結果はI/R後のNOSによるO_2-及びNO産生が局所傷害のみでなく遠隔臓器傷害にも関与することを示唆する。我々は今回の研究でNOSによるO_2-産生がI/R後のショック発現のイニシエーターのひとつである可能性を示すことができた。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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