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IT時代に対応できる消化器内視鏡所見入力における音声認識システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15590677
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

樋口 和秀  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (20218697)

研究分担者 斯波 将次  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (40381991)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード消化器内視鏡システム / 音声入力システム / レポーティングシステ / MST / レポーティングシステム / Minimal Standard terminology
研究概要

これまでに、我々の施設および関連施設での内視鏡医にMSTの使用感想に関してアンケートをとったところ、本邦においては各施設問における慣習の差異やMSTのユーザーに予測できないツリー構造により所見入力システムそのものの受け入れが困難であることが判明した。
今後本邦においては、このMSTをべ一スにした所見レポートシステムを採用していく傾向にあることより、15年度はまず、「汎用性があり自由度の高い日本語の内視鏡所見入力システムの開発に対する重要性」を考え、システムを構築した。MSTを窓口として内視鏡所見を入力するのではなく、MSTを通常の内視鏡所見入力システムのbackground termとして起動させ通常の内視鏡語彙にMST用語をひも付けすることによりMSTを意識しない内視鏡所見入力システムの開発を行った。
16年度は、実際に運用し、その問題点を見つけさらに改良を付け加えた。当院では内視鏡画像に関しては、1993年よりファイリングシステムを導入し現在では10万件以上のデータが格納されているが、患者情報や所見の記載は紙面で行ってきたためファイリングシステム利用は主に画像参照にとどまっていた。しかし、今回の開発によりMST内視鏡所見入力システムをファイリングシステムと完全に統合し、ある程度統計処理ができることを前提に患者基本情報や個別のデータ入力欄をもうけ、必要項目を直接エクセルにファイルアウトできるように工夫しファイリングシステムのデータベース化を行った。
17年度は、このシステムを実際に運用し、その問題点をみつけさらに改良した。
一方、音声入力システムに関しては、検査部位や症状、その他のカテゴリーに基づく階層的単語辞書を構成し、一辞書あたりの語彙数を最適化した辞書をダイナミックに選択することで、探索処理や認識率の向上を目指した。その改良されたシステムを用いて、実際の音読された所見の認識率を検討した。それは、90%以上の認識率を示した。さらに、内視鏡検査が行われる雑音のある場所で同様のことを検討したが、その認識率は減少した。今後、現場での認識率のアップを目指し、改良が必要と考えられた。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2005 2004 2003

すべて 雑誌論文 (8件)

  • [雑誌論文] MSTを用いた内視鏡所見入力システムの開発と運用について2005

    • 著者名/発表者名
      斯波将次, 樋口和秀, 門内かおり
    • 雑誌名

      Gastroenterological Endoscopy Vol. 47

      ページ: 704-704

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Developing a new Japanese MST system2005

    • 著者名/発表者名
      Shiba M, Higuchi k, et al.
    • 雑誌名

      Gastroenterological Endoscopy 47

      ページ: 704-704

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] MSTの汎用性における問題点について2004

    • 著者名/発表者名
      斯波将次, 樋口和秀
    • 雑誌名

      Gastroenterological Endoscopy Vol. 46

      ページ: 797-797

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Problems on a Japanese MST system2004

    • 著者名/発表者名
      Shiba M, Higuchi k, et al.
    • 雑誌名

      Gastroenterological Endoscopy 46

      ページ: 797-797

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 電子カルテにおける内視鏡データおよび画像運用の問題点と将来2003

    • 著者名/発表者名
      斯波将次, 樋口和秀, ほか
    • 雑誌名

      Gastroenterological Endoscopy Vol. 45

      ページ: 1836-1836

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 汎用型MST所見入力システムの開発と運用について2003

    • 著者名/発表者名
      斯波将次, 樋口和秀, 門内かおり
    • 雑誌名

      第70回日本消化器内視鏡学会近畿地方会抄録集

      ページ: 51-51

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Developing a Japanese MST system2003

    • 著者名/発表者名
      Shiba M, Higuchi k, et al.
    • 雑誌名

      Gastroenterological Endoscopy 45

      ページ: 1836-1836

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 汎用型MST所見入力システムの開発と運用について2003

    • 著者名/発表者名
      Shiba M, Higuchi K, Kadouchi K
    • 雑誌名

      第70回日本消化器内視鏡学会近畿地方会抄録集

      ページ: 51-51

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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