研究課題/領域番号 |
15590749
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
石田 万里 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助手 (30359898)
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研究分担者 |
石田 隆史 広島大学, 病院・講師 (40346482)
吉栖 正生 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (20282626)
宮川 清 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (40200133)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ゲノム傷害 / ゲノム修復 / 動脈硬化 |
研究概要 |
(1)血管平滑筋細胞における酸化ストレスによるゲノム損傷、修復機構 immunocytochemistryの手法により培養血管平滑筋細胞において、酸化ストレス(H_2O_2),投与によって核内にthymine glycol及び8-oxo-guanidineの集積が認められ、ゲノムに酸化的損傷の生じたことが確認された。核内thymine glycol及び8-oxo-guanidineの集積は30μM以上のH_2O_2投与により、15分以降30分をピークに生じた。ゲノム修復に関しては、DNA二重鎖切断に対する修復機転に関与するRad51と、酸化的損傷に対する修復機転に関与するといわれているBRCA1の核への集積が認められ、修復機転の活性化が確認された。ただし、Rad51とBRCA1の局在は一致しなかった。以上より、酸化ストレスによりゲノムが障害され、その修復機構が活性化されることが明らかとなった。 (2)酸化ストレスにより核内移行する蛋白 我々は、元来細胞質で蛋白の翻訳に関わるMAP kinase-integrating kinase 1(Mnk1)が酸化ストレスにより核内に移行することを見い出した。Immunocytochemistryにより、Mnk1は酸化ストレス暴露後、30分で核内でリン酸化が認められ、その局在は主にSC35と共存することからスペックルに存在するものと思われた。Mnk1のスペックルへの局在は核内での転写と翻訳の関連を示唆し、Mnk1の新しい役割を示した。 (3)ゲノム修復遺伝の遺伝子多型と心血管疾患 ゲノム修復遺伝子の遺伝子多型と心血管疾患との関連を調べるため、血液よりDNAを分離し、PCR-RFLP法により個々のゲノム修復遺伝子XRCC3の多型を決定した。現在約1000名の同意を得た被験者より採血を行い多型を決定した。日本人における多型の分布は欧米人とは異なることが明らかとなった。
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