研究課題/領域番号 |
15590837
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター) |
研究代表者 |
鈴木 克洋 独立行政法人国立病院機構(近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター), 感染症研究部, 部長 (00206468)
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研究分担者 |
露口 一成 独立行政法人国立病院機構(近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター), 感染症診断治療研究室, 室長 (00359308)
岡田 全司 独立行政法人国立病院機構(近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター), 臨床研究センター長 (40160684)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | Mycobacterium kansasii / 分子疫学 / PFGE / RFLP / 感染様式 / M.kansasii / 分子型分け / PRA / 複数菌感染 / 肺カンサシ症 / RAPDPCR |
研究概要 |
[目的]Mycobacterinm kansasii(M.kansasii)株に対する各種遺伝子型別法による分子疫学的解析の比較検討。[対象と方法]2002年6月1日から2005年8月31日の期間、独立行政法人国立病院機構近畿中央胸部疾患センターにて臨床検体から分離同定されたM.ka.nsasii174株を対象としてHeat shock protein(hsp)65-PCR-restriction analysis(PRA)による遺伝子型別、16S-23S internal transcribed spacer(ITS)とhsp65のシークエンス解析、Pulsed-field gel electrophoresis(PFGE)解析による高分子DNA解析、IS1652並びにMPTRのDNAプローブを用いたRFLP解析を実施した。【結果】hsp65-PRA解析の結果174株中type Iが170株を占め(97.7%)、type IIは2株、typeIIは1株、typeVIは1株だった。ITS、hsp65によるシークエンス解析でも同様の結果となり、PRA遺伝子型と相関性があった。IS1652-RFLP解析とMPTR-RFLP解析の結果、共通したバンドパターンを有していた170株はtypeIであり、多型性が認められた4株はtypeI以外の株であった。PFGE解析の結果、159株が大きなグループを形成し(91.4%)、残り16株に多型性を認めた。[結論]今回A5p65-PRA解析とシークエンス解析の結果、世界的に臨床分離株で蔓延しているtypeIが大部分を占める感染状況が判明した。またPFGE解析の結果、typeIにsubtypeが存在する可能性が考えられた。
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