研究課題
基盤研究(C)
高血圧モデルラットであるSHRやSHR-SPの大動脈内皮細胞では、電位依存性K電流が減少している。我々は、この減少は、チャネルタンパク、とくにKv1.5の減少が関連することを報告している。高血圧ラットを、ACE阻害薬やアンジオテンシンII受容体拮抗薬で降圧治療することで、この変化は改善したため、レニン・アンジオテンシン系や圧負荷がこの変化に関連することが考えられた。血管平滑筋(腸間膜動脈)でも、電位依存性K電流は減少していた。これは主にKv2.1タンパクの減少が関与していたが、Kv1.2、Kv1.5のタンパク発現やmRNA発現には差を認めなかった。一方、活性酸素はKv電流を減少させることが報告されている。我々は、細胞外液にキサンチンとキサンチンオキシダーゼを投与することで活性酸素を産生させKv電流の変化を観察した。細胞外より活性酸素を投与した際には、Kv電流の減少は軽度であった。一方、細胞内にNADHとNADPHを投与し、細胞内に活性酸素を産生させた際には明らかにKv電流は減少した。細胞内へのNADP+NADPH投与の際の活性酸素の産生量をH2DCFDAによりSHRおよびWKYで比較すると、SHRにおいて産生量が多かった。また、SHRとWKYの腸間膜動脈平滑筋でのNADPHオキシダーゼmRNA発現はSHRで亢進していた(NOX4、NOX1、p22)。以上の結果より、高血圧ラットの血管平滑筋細胞におけるKv電流の減少は、チャネルタンパクの減少のみならず内因性の活性酸素の産生による修飾によると考えられた。とくに後者には、NADPHオキシダーゼの発現増加が関与することがわかった。
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