研究課題/領域番号 |
15590858
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
細山田 真 (2004) 杏林大学, 医学部, 講師 (00291659)
武田 理夫 (2003) 杏林大学, 医学部, 助教授 (40255401)
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研究分担者 |
安西 尚彦 杏林大学, 医学部, 助手 (70276054)
細山田 真 杏林大学, 医学部, 講師 (00291659)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 有機アニオン輸送 / 薬物輸送 / 腎臓 / 有機カチオン輸送 / 利尿薬 / 抗不整脈薬 |
研究概要 |
1)プラバスタチンとシメチジンに対するヒトおよびラットの有機アニオントランスポーターの関与 プラバスタチンはhOAT1/rOAT1、hOAT2/rOAT2,hOAT3/rOAT3、hOAT4の輸送に対して阻害作用を認め、hOATlとhOAT2については非競合的に阻害し、hOAT3とhOAT4については競合的に阻害した。シメチジンはhOAT1/rOAT1、hOAT3/rOAT3、hOAT4の輸送に対して阻害作用を認め、hOAT1については非競合的に阻害し、hOAT3については競合的に阻害した。したがってプラバスタチンとシメチジンは有機アニオン輸送の阻害作用があり、ヒトとラットの間で種差はあるものの著明ではなかった。 2)近位尿細管管腔側有機アニオン/ジカルボン酸交換体としてのヒトOAT4 ヒト有機アニオントランスポーターOAT4は腎臓と胎盤に発現し、エズトロン-3-硫酸(E1S)の高親和性輸送を担っている。以前E1Sによるトランス輸送亢進が認められず、有機アニオン輸送の動態が不明だった。本研究ではOAT4安定発現マウス近位尿細管細胞株を用いて、OAT4の駆動力について検討した。OAT4依存性E1S輸送はグルタル酸(IC50:1.25mM)で抑制され、14C-グルタル酸輸送および14C-E1Sはトランス側5mMグルタル酸により優位に亢進し、4C-グルタル酸の排出はE1Sの外液添加により優意に亢進した。グルタル酸とPAHの間でも同様の関係があった。OAT4はOAT1およびOAT3と同一セグメント内に発現していた。
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