配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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研究概要 |
胎生14日齢ラットと胎性12日齢ラット中脳より,神経幹細胞を大量に培養し,凍結保存した.各種増殖条件・分化条件においてRNAを回収し部位関連のマーカーシグナルおよび増殖関連シグナル,およびドパミン神経のマーカーを解析した.同時に蛍光免疫染色によりnestin, MAP-2, TH, GABA, A2B5, vimentin, GFAPなどのマーカーを解析した.fibronectin, forskolin, dopamine, BDNFによる分化誘導に加え,レチノイン酸,D-β hydroxybutyrate(DBHB),ドパミン作動薬の影響を比較した.ドパミン神経のマーカーであるTH遺伝子のpromotor領域(4.2kbおよび1.5kb)をGFP遺伝子の上流に組み込んだベクター(THprom-GFP)を作製しPC12細胞に導入した,TH発現の可視化に成功した.同様にベクターをドパミン神経幹細胞にリポフェクションにより導入した.初代培養の神経幹細胞では導入効率が細胞株より低かった.プロテアソーム阻害がドパミン神経細胞の変性をきたす際にGAPDHの過剰発現が関与することを見出し,GAPDHの過剰発現がPDの病理学的マーカーであるLewy小体の形成に関与することも明らかにした.またp62/A170/ZIPの転写活性の変化の関与を示した.SH-SY5Y細胞をレチノイン酸により分化誘導したモデルにおいて,DBHBはロテノン,及び3-nitropropionic acidのミトコンドリア毒から神経細胞を保護した.さらに,deprenylがPI3K-Nrf2のシグナルを介してドパミン神経の生存に関与することを明らかにした.
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