研究課題/領域番号 |
15590893
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
山下 拓史 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (20311813)
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研究分担者 |
服部 信孝 順天堂大学, 医学部, 助教授 (80218510)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | パーキンソン病 / Parkin / α-synuclein / SIAH / synphilin-1 / ユビキチンリガーゼ / Lewy小体 / ユビキチン化 / α-Synuclein / Synphilin-1 / Siah-1 / ユビキチン / ドーパミン |
研究概要 |
平成15年度 パーキンソン病の発症に関与するsynphilin-1はLewy小体の中心部分の構成タンパク質であり、その結合タンパク質のα-synuclein、それを基質とするユビキチンリガーゼ(E3)Parkinとともに注目を集めている。われわれはyeast two-hybrid systemを用いてα-synucleinとsynphilin-1と特異的に結合し、ユビキチン化する新規ユビキチンリガーゼSIAHを発見した。SIAHはシナプス小胞においてsynphilin-1の分解を促進し、ドパミンの放出を促進することが明らかとなった。SIAHはParkinの約8倍の効率でsynphilin-1をユビキチン化し、約12倍の効率で分解を促進することを見出し、SIAHはParkinと相補的に機能することが明らかとなった。 平成16年度 SIAHとParkinではsynphilin-1のユビキチン化部位が異なることを見出し、SIAHによってユビキチン化されたsynphilin-1は、凝集体を形成しやすいことを発見した。そこで、α-synucleinとsynphilin-1のユビキチン化プロセスにおける蛋白質の不溶化、凝集、封入体形成におけるSIAHの役割について解析を行い、SIAHによりユビキチン化を受けたsynphilin-1がリング状の凝集体を形成することを見出した。この凝集体はアグリソームとは関連せず、オートファゴソームと関連することを見出した。 研究期間の二年間で得られた成果は、パーキンソン病の発症機序やドパミン神経細胞変性の病態を解明する上で手がかりになると考えられる。
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