研究課題/領域番号 |
15590900
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
梅原 藤雄 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (20271140)
|
研究分担者 |
楯 玄秀 昭和大学, 医学部, 講師 (10216997)
有村 公良 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (20159510)
納 光弘 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10041435)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | Desert hedgehog / 末梢神経 / シュワン細胞 / patched / ノックアウト マウス / 神経再生 / 行動解析 / 性分化異常症 / 遺伝性抹消神経障害 |
研究概要 |
1.末梢神経におけるDesert hedgehogシグナル伝達経路を明らかにした。 マウス末梢神経におけるDesert hedgehog (Dhh)及びその受容体であるPatched及びPatched2,Smoothenedの発現を検討した。その結果、出生直後から成熟期まで恒常的にDhh,Patched2,Smoothened mRNAが発現していることを確認した。また、マウス由来培養シュワン細胞においても、Dhh,Patched2の発現を免疫細胞化学、及びRT-PCRで検討し、これらの発現を確認した。 2.末梢神経再生過程におけるDesert hedgehogシグナル伝達経路の役割を明らかにした。 マウス坐骨神経に圧迫損傷を加え、その再生過程におけるDhh,patched2,Smoothenedの発現を免疫細胞化学及びRT-PCRで検討した。その結果、末梢神経再生過程にDhhシグナル伝達経路が関与していることを示した。さらに、Dhhノックアウトマウスと野生型マウスを用いて、坐骨神経に損傷を加え、その後の変性及び再生過程を比較検討した。 3.Desert hedgehogノックアウトマウスは、加齢に伴い末梢神経障害を発症することを明らかにした。 Dhhノックアウトマウス神経系における加齢の影響を調べるために、生後24ヶ月まで経時的に神経系の病理学的検討を行った。その結果、このマウスはヒトDhh遺伝子変異のモデルになることが確認された。
|