研究課題/領域番号 |
15590984
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌学
|
研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
岡崎 亮 帝京大学, 医学部, 助教授 (10297137)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | アンドロゲン / 骨芽細胞 / 脂肪細胞 / PPARγ / Wnt / エストロゲン / 男性ホルモン / 女性ホルモン受容体 / アロマターゼ / BMP |
研究概要 |
エストロゲン受容体α(ERα)あるいはERβを過剰発現させたマウス骨髄間質細胞は、bone morphogenetic protein-2 (BMP-2)の刺激により、骨芽細胞および脂肪細胞への分化が促進され、peroxisome proliefator activated receptor γのagonistであるtroglitazone(Tro)刺激により、脂肪細胞への分化が促進される。この系に、アンドロゲン(A)である5α-dehydrotestosterone(DHT)あるいはdehydroepiandrostendinoe(DHEA)を同時添加すると、骨芽細胞への分化が更に促進され、脂肪細胞への分化は抑制された。また、脂肪細胞分化の促進に伴うPPARγ2mRNA発現の増強が、Aにより著明に抑制された。これらの作用は、アンドロゲン拮抗薬であるhydroxyflutamideでは阻害されず、エストロゲン拮抗薬であるICI182780で完全に阻害された。またこれらのA作用は、ER過剰発現細胞では認められたが、野生型ST-2では殆ど認められなかったため、A作用がERを介して発現している可能性を考えた。事実、Aはエストロゲン反応性リポーター遺伝子の活性を高めた。現在、その機序を検討中である。また、AがPPARγ反応性リポーター活性に及ぼす影響を検討する目的で、Tro反応性の強いリポーター遺伝子を作成した。さらに、骨髄間質細胞分化に重要な役割を演じているWnt系との関連についても、検討中である。
|