研究課題/領域番号 |
15590990
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
田中 淳司 北海道大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (50250452)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 造血細胞移植 / 細胞療法 / GVHD / GVL / NK細胞 |
研究概要 |
本研究においては、自己のHLA class I分子を発現している正常細胞を攻撃することなく(GVHD抑制)、HLA class I分子の発現が低下あるいは消失している白血病細胞を攻撃できることになる(GVL/T誘導)抑制性NK細胞受容体陽性細胞を同種末梢血幹細胞移植に使用するGranulocyte colony-stimulating factor (G-CSF) mobilized peripheral blood mononuclear cells (G-PBMC)を用いて増幅する方法を検討した。 その結果、G-PBMCを抗CD3抗体とサイトカイン(IL-15など)とともに培養すると抑制性NK細胞受容体(CD94/NKG2A)発現CD8細胞が100倍以上に増幅されることが見い出された。このようにして増幅したCD94/NKG2A発現CD8細胞はHLA class I分子の発現が欠如した白血病細胞株K562に対して細胞障害活性を示したが、HLA class I分子を過剰に発現する自己あるいは同種PHA blastを障害することはできなかった。また、NOD/SCIDマウスにおけるK562の増殖をin vivoで抑制することができた。 さらに、患者白血病細胞に対してもCD94/NKG2A発現CD8細胞は細胞障害活性を示したが、同時に自己あるいは同種PHA blastに対しては細胞障害活性を有していなかった。従って、CD94/NKG2A発現CD8細胞はHLA class I分子の発現をモニターしつつGVHD抑制/GVL増強効果を同時に発揮する可能性があると考えられた。
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