研究課題/領域番号 |
15591024
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
東原 正明 北里大学, 医学部, 教授 (80165084)
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研究分担者 |
堀江 良一 北里大学, 医学部, 助教授 (80229228)
新津 望 北里大学, 医学部, 講師 (20256697)
檀原 幹生 北里大学, 医学部, 助手 (80255348)
高石 雅章 北里大学, 医学部, 助手 (10256307)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | ミオシン / ミオシン重鎖 / ミオシン軽鎖 / 遺伝子変異 / クローニング / 遺伝子異常 / 軽鎖 / アイソフォーム / GFP / rho / rho-kinase / バキュロウイルス |
研究概要 |
(1)古典的ミオシン軽鎖(20-kDa)アイソフォームの細胞内局在および機能解析:3つの軽鎖アイソフムに対する特異的ポリクロナル抗体は、びまん性に細胞質が染色された。3種の間での差異は認められった。MLC-2A,B,CのcDNAをE.coliへ遺伝子導入して蛋白を合成・精製し、exchange技法を用いて、血小板ミオシンを再構成させた。Cell motility assayでは、MLC-2CとMLC-2A,2Bとの間の有意な差をた。 (2)巨大血小板減少症のMHC-IIA遺伝子異常の解析と変異MHC-IIAの機能解析:1家系では、母親び2人の姉妹については、E1841Kであった。もう1家系では、E1841Kも含め、すべてのエクソンについ異常を認めなかった。20-kDa軽鎖についても検索したが、異常をみとめなかった。本症で報告されてnon-muscle myosin重鎖IIA(MHC-IIA)の変異のうち頻度の高い3種類すなわちR702C,D1424H,E1841Kび、その変異体をバキュロウイルスによって発現させ変異ミオシンを生成し、ミオシンの機能を解析し蛍光タンパク質GFP標識したミオシン変異体をHEL細胞(ヒト巨核球系白血病細胞株)に強制発現させTPAで分化誘導させ変異体によるproplatelet形成能の差異を詳細に調べた。光顕上では、突起形成の認めた。またフィラメント形成能の違いが見られた。ATPaseは、これら3つの変異と正常ミオシンとのな差は認めなかった。 (3)血液細胞における非古典的ミオシンの機能解析 ミオシン・スーパーファミリーの中で、我々が存在を確認できているI型、V型、VI型、IX型、X型ミオシンに焦点をあてた。血液細胞のV型、VI型、IX型、X型ミオシンの完全長クローニングを試みHEL細胞よりI型ミオシンをクローニングした。型、V型、VI型、IX、X型ミオシンのペプチド抗体を作成した。現在、特異性の検索を行なっている。VI型ミオシンについては、RNAi法およびmutant法により、変異HEL細胞を作成し、機能を評価している。
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