研究課題/領域番号 |
15591029
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
檀 和夫 日本医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90142538)
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研究分担者 |
猪口 孝一 日本医科大学, 医学部, 助教授 (10203267)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | Tgマウス / MLL / AF4 / 白血病 / 32D細胞 / アポトーシス / 標的薬 / 32D |
研究概要 |
ヒト白血病で特異的な染色体転座11q23があり11q23転座型白血病群が報告されている。11q23転座で一番頻度が高い転座はt(4;11)(q21;q23)である。この転座によりMLL/AF4融合遺伝子が形成されるが、今までにこのMLL/AF4融合遺伝子のクローニングの報告はない。我々はこのMLL/AF4融合遣伝子陽性白血病細胞株樹立に成功し、この完全なMLL/AF4融合cDNA遺伝子(7,026bp>のクローニングに成功した。このcDNAを通常のレトロウイルスに挿入しin vitro系の解析を試みたが、遺伝子導入された細胞32D,Ba/F3の増殖能が低下し死滅した。そのために発現ベクターを変更し、効率に細胞に導入できるレンチウイルスベクターに挿入しMLL/AF4融合cDNA発現をこころみた。インターロイキン3(IL3)依存性細胞株である32D細胞やBa/F3細胞に遺伝子導入を行った。32D細胞ではMLL/AF4融合cDNAを発現させるとコントロールと比較しIL3自律性に一時的に10倍程度増殖したが、その後、自律性増殖は休止し、アポトーシスにより死滅した。その他に癌化能、分化能を解析するために顆粒球コロニー刺激因子(GCSF)を用いて現在解析中である。 一方でクローニングしたMLL/AF4融合cDNA遺伝子を用いて遺伝子導入マウス(トランスジェニック{Tg}マウス)の作成を試みた。現在そのTgマウスの表現型を解析中である。遺伝子導入されたTgマウスは汎血球減少症の表現型を示しており、さらなるファウンダーマウスを作成し同様の表現型を示すか否かを解析中である。現在のところMLL/AF4融合遺伝子単独の異常では白血病を誘発する自律性増殖能は一時的なものにすぎず、むしろアポトーシスの方向に造血幹細胞を誘導するようである。
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