研究課題/領域番号 |
15591142
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
柘植 郁哉 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教授 (00231431)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | XLAAD / IPEX / FOXP3 / TH1 / TH2 / 食物アレルギー / アナフィラキシー / Foxp3 / Th1,Th2サイトカイン / X-linked autoimmunity-allergic disregulation syndrome / アレルギー |
研究概要 |
1.牛乳アレルギー患者における牛乳アレルゲン特異的サイトカイン産生ヘルパーT細胞の解析 牛乳アレルギー患者を対象に、牛乳アレルゲンで刺激したCD4陽性T細胞の増殖とサイトカイン産生を、carboxyfluorescein succinimidyl ester(CFSE)を用いたフローサイトメトリー解析により同時に検討した。 牛乳アレルギー患者ではアレルゲン特異的なCD4+T細胞の増殖反応が強く、また、IL4/IFN-_Y比で示されるTH2側への偏りにも異常が認められることが示された。一方、アウトグローにより耐性を獲得した場合には、T細胞の増殖反応が低下する以前にTH1/TH2バランスが正常化することが示された。今回の検討では抑制性のサイトカインであるIL-10を産生するヘルパーT細胞には一定の傾向が認められなかった。 2.FOXP3遺伝子の多型とアレルギー性疾患発症との関連解析 食物アレルギー患者および非アレルギー者を対象としてFOXP3遺伝子promoter領域のマイクロサテライト多型をABI PRISM 3100 Genetic Analyzerを用いて測定し、FOXP3遺伝子の多型とアレルギー性疾患発症との関連解析を行った。 その結果、FOXP3遺伝子プロモーター領域のマイクロサテライト多型は、食物によるアナフィラキシーの既往の有無と有意な関連が認められ、FOXP3遺伝子が、食物アレルギーの重症化などの病態形成に関与する可能性が示唆された。
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