研究課題/領域番号 |
15591279
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
狩野 裕一 山口大学, 医学部附属病院, 助手 (30186035)
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研究分担者 |
松永 尚文 山口大学, 医学部, 教授 (40157334)
菅 一能 山口大学, 医学部附属病院, 助教授 (90171115)
丹黒 章 山口大学, 医学部, 助教授 (10197593)
伊東 克能 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (00274168)
藤田 岳史 山口大学, 医学部, 助手 (50335733)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 乳癌 / センチネルリンパ節 / CT / リンパグラフィ / リンパ節生検 / 造影剤 / MR |
研究概要 |
平成16年度は、CTリンパグラフィの臨床的有用性を確立するため、外科的センチネルリンパ節生検が行なわれる予定の早期乳癌患者68名において、術前1週間以内に、遠隔転移の有無を評価する腹部/胸部造影CT検査に合わせて本法を施行し、術中に、CTイメージで同定されたセンチネルリンパ節マッピングにより、術中に、CTイメージで同定されたセンチネルリンパ節マッピングにより、正しくセンチネルリンパ節が同定されるかどうかを評価しするとともに、切除されたリンパ節の病理組織と対比を行なった。さらに、リンパ路をより明瞭に判りやすく表示するための、三次元画像作成法を開発した。その結果、本法により術前に同定されたセンチネルリンパ節は100%の同定率で生検でき、生検されたセンチネルリンパ節の病理祖機の検討では、センチネルリンパ節生検の正診率98%、偽陰性率7%の成績が得られた。さらに、リンパ路をより明瞭に判りやすく表示するための、三次元画像作成法を開発し、その成果は、学術発表するとともにリンパ学に投稿し掲載された。現在、これらの良好な研究成果に基づき、当施設では、CTリンパグラフィは乳癌のセンチネルリンパ節生検に日常的に使用されるようになり、国内の他施設でも10箇所を起える使節で導入されてきており、今回の研究成果は乳癌手術において大きなインパクトを与えた。
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