研究課題/領域番号 |
15591282
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
吉満 研吾 九州大学, 大学病院, 講師 (20274467)
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研究分担者 |
本田 浩 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90145433)
入江 裕之 九州大学, 大学病院, 講師 (50284493)
田嶋 強 九州大学, 大学病院, 助手 (50346798)
浅山 良樹 九州大学, 大学病院, 助手 (40380414)
平川 雅和 九州大学, 大学院・医学研究院, 学術研究員 (20380454)
西江 昭弘 九州大学, 医学研究院, 学術研究員
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 脂肪肝 / MR / 化学シフト / MR spectroscopy / 生体肝移植 / 化学シフト画像 |
研究概要 |
<目的> 生体肝移植ドナーの肝の脂肪浸潤の程度の非侵襲的評価の手法としてchemical shift MR画像(CSI)及び単純CTを比較する。 <方法> 2000年から2004年の間に当院で施行された生体肝移植のドナーにおいて、脂肪肝が疑われCSIを含むMRが施行された18例を対象とした。うち13例に単純CTを含む術前CTが施行された。使用MRはSiemens社製Magnetom Vision/Symphony 1.5T臨床機。chemical shift画像はdual-echo 2DFLASH法TR/TE1&TE2/FA=100msec/2.3 & 4.1msec/70°を用いた。CTは東芝社製Aquilion。脂肪肝の指標としてchemical shift index(CSI)=(SIip-SIop)/SIip, CT index(CTI)=(DL-DSp)を用いた。SIip/opはin-phase, out-of-phaseでのMR信号強度、DL/Spはそれぞれ肝、脾のCT値を示す。MR・CT施行から10日以内に右葉前区域の経皮肝生検が施行された。生検部位に相当する右葉前区域のCSI、CTIを組織学的脂肪肝の程度(X=1〜5の5段階評価)と相関させた。 <結果> CSI=-0.126+0.071X:R2=0.695(p<.0001)、CTI=25.8-8.03X:R2=0.746(p<.0001)とMR,CTのいずれの指標も組織学的脂肪肝の程度と良好に相関した。しかし、軽度の脂肪肝(組織上30%以下)ではCSI=-0.126+0.071X:R2=0.695(p<.0001)、CTI=28.8-9.46X:R2=0.66(p=.0078)とMRの方がより優れた相関を示す傾向があった。 <結語> 非侵襲的脂肪肝の評価法としては、MR、CTともに良好な成績を示したが、高度脂肪肝ではCTが、軽度の脂肪肝ではMRがより優れた相関を示す傾向があり、相補的に使用すべきと考えられた。
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