研究課題/領域番号 |
15591305
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
田島 廣之 日本医科大学, 医学部, 教授 (00188244)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 深部静脈血栓症 / Interventional Radiology / 血栓溶解 / 血栓破砕 / 血栓吸引 / 肺血栓塞栓症 / I.V.R. |
研究概要 |
深部静脈血栓症は、急性肺血栓塞栓症をひきおこすため、最近注目されている。重症例では致死的となることも少なくない。しかしながら、治療法としては、昔ながらの抗凝固療法が広く行われており、特に重症例では治療に苦慮している。そこで我々は、カテーテルを用いた血栓溶解破砕吸引の臨床応用のために、平成15年度に基礎的検討を行い、適当なシステムを決定することができた。そして、平成16年度よりは本格的に急性深部静脈血栓症症例を対象として臨床応用を開始した。臨床応用に際しては、学内倫理委員会の了解を得ている。平成17年度は、更に症例を重ね研究を継続した。その結果、致死的深部静脈血栓症に対する血栓溶解破砕吸引療法の臨床応用に関し、一定の指針を与えることに成功した。具体的には、予防的一時的下大静脈フィルターを使用し、大腿静脈からアプローチ。手技はヘパリン投与下に行った。血栓溶解薬はウロキナーゼを使用し、いわゆるpulse spray型カテーテルを利用。血栓破砕・吸引に関しては、8Fr.PTCAガイデイングカテーテルを使用。対側大腿静脈からアプローチし、病変側腸骨-大腿静脈に留置カテーテルを誘導。いったん血栓溶解を2-3日おこなってから、あらためて血栓吸引をおこなうこともあった。留置カテーテルとしては、アンスロンカテーテルを使用。また、後療法が極めて重要であった。大腿・下腿を弾性包帯/ストッキングで巻き、加圧シリンジポンプを使用して、足背静脈あるいは留置カテーテルから血栓溶解療法を引き続き行った。全身的抗凝固療法を併用。2-3日おきに静脈造影にて血栓溶解の効果を判定し、症状の改善をみながら適宜注入量を勘案。通常一週間を治療の目処とした。下肢深部静脈血栓の略消失が確認されたら、フィルターを抜去。最終的にはワルファリンにて管理し、PT-INR2-2.5を目標とした。
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