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小腸移植におけるmixed chimerismを用いた免疫寛容の導入

研究課題

研究課題/領域番号 15591346
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関山口大学

研究代表者

野島 真治  山口大学, 医学部, 助教授 (40243654)

研究分担者 濱野 公一  山口大学, 医学部, 教授 (60263787)
伊東 博史  山口大学, 医学部附属病院, 助手 (90363100)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード小腸移植 / mixed chimerism / 免疫寛容 / マウス / costimulatory blockade / 移植免疫
研究概要

マウスでのmixed chimerismモデルを用いて小腸移植での免疫寛容導入の有無を検討した。
(方法)マウス異所性小腸移植の手技を確立した後、MHCの全く異なるマウス間(ドナー:B10.A,レシピエント:C57BL/6)で移植し、生着期間について観察を行った。無処置群では小腸移植のみを、抗体投与群では抗CD40L抗体と抗CD8抗体の投与を行った。Mixed chimerism群では抗CD40L抗体と抗CD8抗体とレシピエントに3Gyの全身放射線照射を行いドナーの骨髄細胞を20x10^6個投与した後に小腸移植を行った。
(結果)無処置群では3〜7日目に移植された小腸が拒絶された。抗体投与群群では、移植された小腸は移植後20日前後で半数が拒絶され、残りの半数は100日までに拒絶された。mixed chimerism群では、移植された小腸は移植後の300以上日生着した。移植小腸の生着が延長したマウスでは、mixed chimerismが得られ、移植された小腸には拒絶反応が認められなかった。また、皮膚移植を行って免疫寛容が得られたか否かを検討したところ、移植小腸が生着したマウスではドナーの皮膚は生着していたが、3rd partyの皮膚は10日程度で全例拒絶された。これにより免疫寛容が獲得されたことが証明された。移植後300日以上小腸が生着したマウスではmixed chimerismが認められた。
(結論)マウス小腸移植モデルでmixed chimerismを用いることで免疫寛容を導入することに成功した。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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