研究課題/領域番号 |
15591372
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
黒川 良望 東北大学, 先進医工学研究機構, 教授 (80215087)
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研究分担者 |
貝羽 義浩 東北大学, 病院・助手 (30323017)
本郷 道夫 東北大学, 病院・教授 (60133948)
松木 英敏 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70134020)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 胃内容停滞症 / ガストロパレーシス / 電気刺激 / 経皮的電送システム / transcutaneous energy transmission system (TETS) / transcutaneous energy transmission system(TETS) / 胃電気刺激 / slow wave |
研究概要 |
薬剤抵抗性の難治性のgastroparesisに対する治療として、胃電気刺激(gastric electrical stimulation : GES)が注目されている。我々は、皮膚をはさんで向かい合わせた2つのコイル間の電磁誘導により体外から体内へ経皮的、非接触的に電力を伝送するtranscutaneous energy transmission system (TETS)を用いて、刺激装置に電力を供給する方法を開発し、前年度の研究では動物への胃電気刺激の効果を既存の刺激装置と比較し従来の刺激装置とほぼ同様の効果がある事を確認した。 今年度継続された研究では、薬剤抵抗性の難治性のてんかんや鬱病に対する治療として既に脳外科・精神科領域では臨床応用されている迷走神経刺激(vagal stimulation : VS)が胃運動機能に及ぼす効果について既存の刺激装置と比較して有効性を調査した。 6頭のイヌに対し、胃に4組の双曲電極とforce transducerを埋め込み、食後期に頚部迷走神経に逢着した双曲電極からTETSを用いて体外から電力を供給し、意識下に電気刺激を行った。その結果、TETSによるVSは、正常周期のslow waveの割合、肛門側へのslow waveの伝達を有意に悪影響は及ぼさず、胃収縮力を増強させ、さらに刺激装置間に有意な差を認めなかった。 このことから今回の実験でもTETSには従来の刺激装置とほぼ同様の効果がある事も再度確認され、またVSがgastroparesisの治療法の一つになる可能性も示唆された。今後TETSを臨床応用していくには更なる基礎データの集積と装置の小型・軽量化が望まれる。
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