研究課題/領域番号 |
15591419
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
白石 祐之 琉球大学, 医学部, 助教授 (00264482)
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研究分担者 |
宮国 孝男 琉球大学, 医学部附属病院, 講師 (00295320)
長浜 正吉 琉球大学, 医学部附属病院, 助手
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | トロンボモジュリン / 阻血再灌流障害 / アデノウィルスベクター / 遺伝子治療 / 温阻血障害 / 心臓死肝臓移植 / 遺伝子冶療 / 肝臓移植 / 心臓死 |
研究概要 |
トロンボモジュリン(Thrombomodulin:TM)/プロテインC系は、ヘパリン/アンチトロンビンIII系と並ぶ生体内の主要な抗凝固システムである。 脳死肝移植のドナー不足は深刻で、心臓死肝移植への適応拡大は重要な課題である。しかし、心臓死肝臓移植において温阻血障害は不可避であり、primary non functionの危険性が高い。これは、再灌流障害により移植片の類洞内皮細胞から抗凝固因子であるTMが喪失するために微小血栓が形成され、局所循環が障害されるためである。 組換えアデノウィルスを用いた遺伝子導入は、in vivo、静脈投与で肝臓特異的に高効率な遺伝子導入が可能である。そこで我々は、組換えアデノウィルスの静脈投与にて、ヒトTM遺伝子(hTM)をラット肝臓へ導入し、肝温阻血再灌流障害モデル(30分間の全肝阻血を行い、その後阻血を解除する)を用いて、TMの肝障害抑制効果について検討した。TM遺伝子導入群に対し、LacZ遺伝子導入群と非遺伝子導入群をコントロール群とした。再灌流6時間後、12時間後、24時間後、7日後に犠牲死させ、検体を採取した。 まず、hTM遺伝子の導入を、RT-PCRと免疫染色で確認した。 再灌流12時間後において、対象群と比較しTM遺伝子導入群で、AST、ALT、ヒアルロン酸の低下と組織血流量の増加を認めた。血清TM濃度に差はみられなかった。 病理像では、HE染色でコントロール群と比較し、TM群で肝障害が抑制され、好中球数の浸潤は、TM群で抑制された。 以上より、TM遺伝子を導入することで、再灌流12時間後において肝温阻血再灌流障害の抑制効果が認められた。
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