研究課題/領域番号 |
15591433
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
中村 隆二 岩手医科大学, 医学部, 講師 (10180415)
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研究分担者 |
石田 薫 岩手医科大学, 医学部, 助教授 (70146041)
小原 東也 岩手医科大学, 医学部, 講師
小豆島 正典 岩手医科大学, 歯学部, 助教授 (00118259)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | PET / 放射線治療 / 食道がん / 食道癌 / 11C-choline |
研究概要 |
I.[^<11>C]ヨウ化メチル自動合成装置の交換可能なトレイ部分だけを改造し、[^<11>C]メチルトリフレートによるループ標識合成を可能とした。これによる[^<11>C]ラクロプライドと[^<11>C]3NMPBの自動合成法を確立した。II.ネズミ脳で虚血のアセチルコリン代謝に及ぼす効果を、組織切片上の[^<11>C]choline標識率で定量し、acetyl-L-camitine投与が虚血後脳機能障害を改善する可能性を証明した。III.食道がん患者で放射線治療直後にFDG-PETを行って食道局所のトレーサ集積率を計測し、その後のがん局所再発の有無との相関をみた。その結果、1)トレーサ注入後60分に食道がんへの高い集積が確認された2)放射線治療後には腫瘍縮小効果に相関した集積率の低下がみられた3)再発例は無再発例にくらべて集積率の平均値は有意に高く、治療直後のトレーサ集積率で予後推定が可能と考えられたが、両者を厳密に区別する閾値の設定は困難であった。その主たる原因として放射線治療による炎症反応組織へのトレーサ集積による高い偽陽性が考えられた4)腫瘍と炎症への集積を鑑別するためにトレーサ注入後45分と90分の2時点で集積率を計測し、2測定値間の増減と再発の有無を対比検討した。集積率の増加は再発例に多かったが偽陽性が16%にみられた。減少した例で再発はみられなかった。本法によってもPETによる予測と臨床経過とでは乖離がみられた。
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