研究課題/領域番号 |
15591446
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
増田 英樹 日本大学, 医学部, 助教授 (40173752)
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研究分担者 |
浅井 聡 日本大学, 医学部, 助教授 (80231108)
高橋 泰夫 日本大学, 医学部, 助手 (30339329)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 潰瘍性大腸炎 / オステオポンチン / 炎症性腸疾患 / クローン病 / 大腸憩室炎 / ジーンチップ / オステオポンテイン / 憩室炎 |
研究概要 |
最近炎症性腸疾患(IBD)においてもgenome-wide gene expression analysisが行われるようになってきているが、潰瘍性大腸炎(UC)の病因については未だ明らかにされていない。そこでわれわれはUCの病因や再発、再燃因子を遺伝子学的、病理学的に検索した。重症、難治潰瘍牲大腸炎の手術切除症例の大腸組織を採取し、そのサンプルからm-RNAを抽出、gene chip(HG-U95Av2)にてハイブリダイゼーションを行った。チップの情報,データの処理、解析はAffymetrix software(GeneChip 3.1)にて行い、gene expressionを検討し、正常大腸組織と比較検討した。その結果、UC群のhybridization intensityが対照群より3倍以上強く認められたgeneは25個であり、10倍以上のものが2個であったが、最もUC群で発現が強かったのはosteopontin(OPN)であった。そこでOPNの抗体を使用し、UCやCrohn病(大腸切除例)、大腸憩室炎患者大腸組織、大腸癌患者正常大腸組織の免疫染色を行い、比較検討した。各群とも上皮ではOPNの発現が同等に強く認められたが、粘膜下層や奨膜下層においてOPN抗体の発現頻度を検討した結果、UC群ではCrohn病群や憩室炎群に比較し有意にOPNの発現頻度が高率であった。また、細胞マーカーを用いた形態学的検討からマクロファージや線維芽細胞がOPNの発現に強く関連していると考えられた。以上より、UCの炎症の再燃、さらに病因にOPNが密接に関係している可能性が示唆された。
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