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新規腫瘍抗原MAGE-E1の肺癌における発現とその臨床的意義に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15591470
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 胸部外科学
研究機関大分大学 (2004)
大分大学(医学部) (2003)

研究代表者

河野 洋三  大分大学, 医学部, 助手 (70359793)

研究分担者 和田 洋巳  京都大学, 医学部, 教授 (90167205)
川原 克信  大分大学, 医学部, 教授 (80152990)
田中 文啓  京都大学, 医学部, 講師 (10283673)
三浦 隆  大分大学, 医学部, 講師 (70295179)
池中 一裕  国立岡崎共同研究機構, 生理学研究所, 教授 (00144527)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード腫瘍特異抗原 / MAGE / 肺癌 / 腫瘍 特異 抗原 / MADE
研究概要

1.以前クローニングした腫瘍特異抗原MAGE family新規遺伝子MAGE-E1の、肺癌の診断治療におけるバイオマーカーとしての有用性を探るべく、まず数種の肺癌細胞株および正常肺繊維芽細胞、切除肺の凍結標本(病変部、正常部)より蛋白及びtotal RNAを抽出し、ウエスタンブロット法及びRT-PCR法にてMAGE-E1が正常組織より癌腫により高発現する傾向にあることを明らかにした。
2.その後、術前治療歴のない非小細胞肺癌完全切除症例180例のパラフィン切片に対し、我々が作成した抗MAGE-E1抗体を用いて免疫染色を行った。約6割の症例においてMAGE-E1は高発現しており、組織型では扁平上皮癌において腺癌よりも高発現していた。症例の性別、年齢腫瘍の分化度、病理学的T因子、N因子、術後生命予後などとの相関は認めなかった。
3.MAGE-E1高発現群のproliferative indexの平均値は低発現群に比し明らかに高値であった。つまり増殖能の亢進した症例により高発現していた。またp53の異常発現比率は、MAGE-E1低発現群よりも高発現群において高かった。
4.腫瘍増殖関連因子としてVEGF-C,VEGFR-3発現との相関を検討したが、VEGF-C高発現群はMAGE-E1強陽性群により高率であった。更にlymphatic vessel density (LVD), microvessel density (MVD)の算出を行ったが、その発現はMVDとの間に正の相関を示した。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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