研究課題
基盤研究(C)
SHRSP/NgskにNOS阻害剤含有高コレステロール飼料(HFC食)とSteroid Hormoneを投与し、大腿骨頭壊死の動態を観察した。EFC食群では総コレステロール値とLDL値が著高していた。Steroid Hormone投与群では総コレステロール値の上昇は軽度であったがHDL値、トリグリセライド値は上昇していた。組織学的には壊死発生頻度はcontrol群に比べ、HFC食群、Steroid Hormone投与群、HFC食Steroid + Hormone投与群で高い傾向があった。control群に比べSteroid Hormone投与群とHFC食群ではepiphysis、metaphysis骨髄内の脂肪細胞の増加、膨化が著しく、骨髄内を脂肪細胞が広く占拠していた。その脂肪細胞は変性した部もあり壊死への移行を示唆していた。骨壊死の有無と脂肪細胞の増生、変性に注目したStage検討ではcontrol群、HFC食群、Steroid Hormone投与群、HFC食+Steroid Hormone投与群で有意差がみられた。Apoptosisに着目してみるとepiphysisのみならず壊死周辺の大腿骨頸部にも発現していた。また脂肪細胞は変性した部に発現が増加しており壊死への移行を示唆していた。酸化stressはSteroid Hormone投与+HFC食群で著しいことが窺われた。また高血圧自然発症ラット(SHR/Izm)、ウィスター京都ラット(WKY/Izm)も同様な処置を行うと、SHRSP/Izmは、SHRSP/Nagasakiと同様な結果であったが、SHR/Izm、WKY/Izmの反応は軽微であった。現在、幼弱な骨髄内の血管内皮細胞の培養樹立を試みている。
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別冊整形外科 48(in press)(未定)
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