研究課題/領域番号 |
15591720
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
芝 延行 (2004) 金沢医科大学, 医学部, 講師 (30247457)
池田 龍介 (2003) 金沢医科大学, 医学部, 助教授 (90151307)
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研究分担者 |
川村 研二 金沢医科大学, 医学部, 講師 (40224852)
田中 達朗 金沢医科大学, 医学部, 講師 (70188308)
芝 延行 金沢医科大学, 医学部, 講師 (30247457)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 中心体過剰複製 / 染色体不安定性 / サイクリンE / p53 / 中心体 / 放射線照射 / G2停止 / 膀胱癌 / P53 |
研究概要 |
今回の研究で我々は、中心体複製制御にかかわる、以下の点を明らかにした。 1、膀胱がんにおいてp53の異常が単独に生じても中心体複製制御は保たれる。また、G1/Sで中心体の複製の開始とDNAの複製の開始を同調する働きのある、サイクリンEの過剰発現においても中心体複製制御は保たれる。ところが、p53の異常とサイクリンEの過剰発現が同時に生じたときに、中心体過剰複製と染色体不安定性が生じる。すなわち、中心体に存在するp53の異常とサイクリンEの過剰発現が癌化(癌の悪性化)に強く関与していることを今回明らかにした。 2、中心体複製制御の異状は癌化に重要であるだけではなく、がん細胞に放射線を照射した時中心体過剰複製が生じ、細胞は分裂死へと導かれるという現象が生ずることを明らかにし、そのメカニズムを報告した。すなわち、膀胱がん細胞株は放射線照射24時間目以降にG2停止となった細胞に中心体過剰複製が生じ、その結果,細胞分裂の障害,多倍体化,細胞分裂死が生じた。ヒト線維芽細胞ではG1/G2停止が生じたが、G1またはG2に停止したまま細胞周期は進行せずに細胞死へと導かれた。がん細胞とヒト線維芽細胞では、放射線に対する反応が違い、G1停止をコントロールする遺伝子が重要な役割を担っている可能性が示唆された。
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